おはようございます。
毎日暑いですね。
今日は自分もお休みです。
今日は嫁も子供も実家に帰っているので、久しぶりに大好きな、「がっちりマンデー」と「サンデーモーニング」をゆっくり見ています。
サンデーモーニングで一番最初に報道されていた内容について、色々と思うところがあります。
なので珍しくブログ書きます。
東京医科大学の、加点問題と、女子学生の入学制限ですね。
http://news.livedoor.com/lite/東京医科大学/topics_keyword/14485/
自分には、東京医科大学出身の先生でお世話になっていたり、大好きな先生がたくさんいるので、今回の報道は本当に悲しいことです
息子を裏口入学させた事件はまあ言語道断ですが、
ただ、女子学生の入学制限については、どうしてここまで問題視されてこなかったのかなと不思議に思います。
自分が医学部に入った頃のことを思い出します
もう20年以上前ですが、その頃は自分の母校である昭和大学も、女子学生は毎年20人と決まっていました。
ただ、毎年女子学生の入学人数が決まってるってことはそれだけ枠を制限されていることですよね。
それは当時から明らかでした。
それっておかしいことだよなって自分自身感じていました。
ただ、最近昭和大学に戻ってきて、随分と女子学生が多くなっていて、
「ああ、ちゃんと昭和大学も男女平等に進んでいるんだな」
と 勝手に納得していました。
しかし今回の東京医科大学の報道もみて、
「本当に男女平等?」
と思って調べてみました。
https://www.med-pass.net/rank/danjohi/
全然ダメでしたね・・・
自分の勘違いでした。
国立大学でさえ医学部入学で男女比はかなり違うんですね。
世の中はまったく男女平等ではないんですね
東京医科大学だけでなく、女子学生の足切りはどこの医学部でもまだ行われています。
今回の東京医科大学の件は、世界中に速報で報道されています。
そのうち、「今も日本の医学部のほぼ全てが女子学生を不当に差別していること」が世界中に明らかになっていくのでしょう。
他の国が、「日本の女子学生に留学を勧めます」みたいなニュースもあります。
ただこのような事態を作り出してきた理由が
「女子は大学卒業後、結婚や出産で医師をやめるケースが多い」
という理由ですよね。
結局医療って、若い人ややる気のある人の気合だけで回っているのだと思うのです。
自分も若手のころは、
「週6勤務で当直が3回」(昼間も普通に働いて、それ以外に夜の当直もしてるんですよ)
とか、
「時間外が150時間を越える」
とかそういう働き方をしていました。
その経験が自分の糧にもなりましたが、これはやはりおかしいですよね。
ただ最近は、医師の過剰労働の実態はかなり報道されていますし、女性医師に対しても働き方が考慮されてきています。
医療現場もすこしずつ変わってきていますので、今回の報道でも変化は加速していくでしょう
女性が働きにくい環境だから女性医師を減らすのでなく、
女性が働きやすい医療環境、
また、将来結婚や出産を考えている女性でも、命を扱うような外科医にも進んでなっていけるような環境を作っていってほしいと思います
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakayamayujiro/20180803-00091762/
この中山先生の投稿は非常にわかりやすく、問題をきちんと捉えているなと感じます。
形成外科は非常に女性医師が多い職場です
当クリニックも今は女性の非常勤の先生が2人働いていらっしゃいます
傷跡の悩みを持つ方は、圧倒的に女性が多く、女性医師のほうが悩みを共感しやすいです
また、女性医師でないとやってもらえないことも多くあります
もっともっと女性医師が増えて、そして当院に働いてくれる先生も増えてくれることを願っています
最後宣伝になっちゃった、てへぺろ