最後に看護助手さんについてお話ししたいと思います。
自分はこの職種に応募してくださる方を重要視しています。
なぜか?
当院では効率を重視しています。
効率を重視すれば、出来るだけ医師や看護師は効率的に診療を行うためのリーダー的な役割として、指示を行う事が多くなると思います。
そうなると、自然と患者さんの移動の介助、また処置の準備や介助、そして傷の洗浄、軟膏の塗布、ガーゼの貼付、包帯巻きなどの処置は看護助手さんにお願いする事になると思います。
どうしても傷や傷跡に特化するクリニックなので、このような処置が他のクリニックよりも多くなると思います。
下働きのような事が多くなりますが、ただ、この職種を軽視するわけではありません。
むしろ最も重要だと考えています。
なぜなら、患者さんと最も近くにいて、そして一番関わりを持つ事になるからです。
医師や看護師が気づかない、患者さんの変化に一番気づいてあげられる職種ではないでしょうか?
また、これは全ての職種に共通する事でもありますが、
患者さんの話を親身になって聞いてくれる人
これがこの職種における最重要ポイントだと自分は考えています。
自分はこのクリニックを
患者さんの話を世界一聞いてくれるスタッフのいるクリニック
にしたいと思っています。
なかなか患者さんの話を親身に聞くということは難しい事です。
正直言って自分も話の長い患者さんにイライラする事はあります。
ただ、患者さんからは
「もっと話したい事がある」
「聞きたい事があるけど忙しそうで聞きづらい」
そんな話をよく聞きますし、自分自身その声に対応できず申し訳ないと思う事はよくありました。
ただ、自分自身がその声に全て対応する事は困難です。
自分や看護師がカバーできない、患者さんとの繋がりの部分を看護助手さんには大事にしていって欲しい
と考えています
ですので、
傷を触ることが苦手な方
人とお話しすることが苦手、特に話を聞くことができない方
は難しいと思います。
患者さんの一番近くにいて、クリニックの職員としてその疾患の治療に当たる
そして時には患者さんの家族のように話を聞いて、問題解決を一緒に行なっていく
そんな看護助手さんが自分の理想です。
是非患者さんの笑顔をあなたが作ってあげてください
(ついでに院長も笑顔にしてくれたら助かります・・・)
これは診察室の予想図と現在の状況です。
処置がしやすいように水道を用意しています。