美容 | きずときずあとのクリニック 豊洲院 | 東京都江東区の形成外科・美容外科

きずときずあとのクリニック 豊洲院

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美容

世界保健機構(WHO)の定義によると、日本は1970年に高齢化社会(総人口に対し65歳以上が7%以上)に突入し、さらに2007年には超高齢社会(同、65歳以上が21%以上)にも突入しています。「人生100年」なんて言葉が聞かれるようになってきたこの頃ですが、「より美しくありたい」「より若く見られたい(見せたい)」と願うのは、いつの世も男女共通の願いかもしれません。

当院では、シワ・シミ・たるみ・毛穴の開き・ニキビなど容貌に対するコンプレックスを医学的に解消して、自信を取り戻していただくことを目的とした「美容外科的治療」を行っています。
多くの治療が1~2時間で終わり、またメイクをして帰ることが可能です。*1
お気軽にご相談ください。

美容外科とは?

美容外科と形成外科の関係
「形成外科で、なぜ美容外科?」と思われる方が、いらっしゃるかもしれません。

私たち形成外科医は、広い意味で「美容外科は形成外科の延長線上にある一つの分野」と考えています。
*1(参考)他科との関係|日本形成外科学会

どちらも外見を美しくする(きれいになる)ように治療するという共通点はありますが、形成外科はひどい傷跡・皮膚のできもの(腫瘍)・口唇口蓋裂などの先天性奇形といった、何らかの病気やケガを原因とした体表面(外見)の変形を正常に近づけるための治療を行います。
一方、美容外科は医学的には正常と考えられるが、患者さんが気に入っていない部分・コンプレックスに感じている部分の改善を目的としています。
美容外科では特に整容的*2側面が重視されるため、形成外科医が持つ高度な形成外科知識や技術を用いて、患者さんのご期待にお応えすべく治療に当たっています。
*2整容的:身なりを整えること

当院の美容外科治療コンセプト

当院における美容外科治療のコンセプトは、「少ないダウンタイムで確かな治療を」です。

ダウンタイムは「治療を受けてから、腫れや赤みなどがなくなり、これまでのように普通に日常生活を送れるようになるまでの時間」を意味します。
当院では、内服薬・外用薬などの薬物療法、点滴・注射、レーザー治療など「メスを使わない美容外科治療」に注力しており、できる限りダウンタイムが少なく済むよう努めています。
これらの美容外科治療によって患者さんが自信を取り戻し、生き生きとした毎日を過ごせるよう、当院では患者さんお一人お一人の悩みに真摯に向き合い、その方に合った治療を心がけています。

美容外科の治療対象となるお悩み

美容外科の治療対象となるお悩みには、以下のようなものがあります。

シワ

シワは、医学的には加齢に伴って皮膚表面(真皮・表皮)の形状が変化してできた陥凹性(かんおうせい)のミゾのことで、つまり「線状のくぼみ」です。シワができる背景には、加齢に伴う「お肌の老化」がありますが、どのシワも同じシワではありません。発生の仕方によって4つに分類できます。

しわのイメージ
(図)シワのイメージ

① 小じわ(乾燥ジワ・ちりめんジワ)

原因:加齢に伴ったお肌の保水力低下による乾燥
特に、目元や口の周りは皮膚が薄く、皮脂分泌も少ないため、シワができやすい部分です。
アトピー性皮膚炎がある方や敏感肌の方も肌が炎症することによって、バリア機能が低下したり潤いが足りなくなったりするので、小じわができやすくなります。

② 表情ジワ

原因:顔の表情筋に長年の表情の癖が蓄積すること
笑ったり怒ったりすると、眉間・目じり・口もと、額などにある表情筋が収縮すると現れるシワ。本来は表情によって一時的に現れるシワですが、表情に癖があると、加齢に伴い段々とシワが消えなくなります。

③ 大ジワ(真皮シワ)

原因:紫外線を長く浴び続ける「光老化」などが要因となり、皮膚の奥にある真皮の膠原線維(コラーゲン)、弾性線維(エラスチン)などが減少・変性すること
大ジワは、小ジワ、表情ジワが定着したシワの最終形である「深いシワ」です。陥没が真皮層まで到着しているため、小ジワのようにしっかり保湿ケアを行ってもなかなか元に戻りません。目の下のくぼみ、額などにくっきり現れます。

真皮性シワ
(図)真皮性シワ

④ たるみジワ

原因:老化による皮膚のたるみ
たるみジワは、目の下のくぼみ・首の下などにできます。特に女性の半数以上が悩んでいるとされる「ほうれい線」は周りの皮膚・筋肉がたるむことによって、よりくっきり現れるようになります。

シミ

シミとは、主に加齢や紫外線暴露が原因となって発症する、茶褐色の色素班です。
中年以降によくみられる「老人性色素班」、中年女性に多く、両頬の広範囲に広がる淡いシミ「肝斑(かんぱん)」、遺伝的素因が関係する若年性の細かいシミ「そばかす(雀卵斑:じゃくらんはん)」など、「シミ」と言っても様々な種類に分かれています。
※シミについては、以下のページでも紹介しております。

シミのイメージ
(図)シミのイメージ

たるみ

たるみは、重力に負けて皮膚全体が垂れ下がった状態です。目や額の周り・頬・口の周り・フェイスラインがたるみやすい部分です。加齢に伴い、顔の筋肉の衰えや肌のハリ・弾力機能の低下が起こることが原因です。なお、たるみは老化現象なので、シワ同様の対策が必要となります。

毛穴の開き

「毛穴」は体毛を包む毛包管の出口部分を指し、皮脂分泌によるバリア機能や水分調整の働きをするために少し開いています。顔には毛穴が数多くあり、体の他の部分の毛穴に比べて毛包管や皮脂腺が大きい特徴があります。皮脂の過剰分泌・加齢によるたるみ・乾燥・ストレスなどが原因となり、毛穴の開きがより広がります。

毛穴の開き
(図)毛穴の開き

ニキビ・ニキビ跡(痕)

ニキビは毛穴の出口が詰まり、膨れた皮脂腺の中でニキビ菌(アクネ菌)が繁殖した状態のことです。
主にストレスや睡眠不足・不摂生・便秘などが要因となって、皮脂の過剰分泌を起こすことで、毛穴が詰まります。

ニキビの図
(図)ニキビ

 

また、ニキビ菌が増殖している状態は、肌のバリア機能が失われ、雑菌が侵入しやすくなります。雑菌の侵入によって炎症が進行し、表皮・真皮の周囲組織まで及んでしまうと「傷」になります。傷になると、自然治癒による肌再生が均一に行われないため、肌が凸凹(でこぼこ)した「ニキビ跡」となります。
ニキビ跡は、単純ニキビの段階でついつい触ってニキビを悪化させてしまったり、繰り返し同じ場所にニキビができてしまったりする人によくみられます。

美容外科治療の種類

美容外科治療には、次のよう種類があります。
当院では、ダウンタイムが少ない「メスを使わない治療」を中心に行っております。
瞼や鼻の整形、輪郭などに対する手術は行っておらず、またそれらの形態に関する修正も行っておりません。

医療用化粧品によるスキンケア

当院では、「医療用化粧品」によるスキンケア指導を行っています。
医療用化粧品は、お肌のお悩みに対して、医学的観点から効果的な成分を使用した化粧品です。中には、クリニックでのみ購入できる化粧品もあります。
シミ・くすみなどが気になるけれど、美容外科に行って治療することに抵抗があるという方に、まずはオススメしたい治療法です。当院スタッフが親身になって、患者さんと一緒に肌質改善に取り組ませていただきます。

内服薬

美肌効果や美白効果が期待できる、ビタミン剤(B・C・E)やトラネキサム酸・L-システインなどの内服薬を服用します。飲む日焼け止め(Uvlock)もあります。体の内側から肌再生をサポートします。

外用薬

美肌効果や美白効果が期待できる、ハイドロキノンやヘパリン類似物質を配合したクリームなどの外用薬を使用します。また、ニキビ治療には、ニキビを悪化させる原因菌を殺菌して炎症を抑える効果のある抗生物質を含んだ外用薬を使用します。

注入治療(点滴・注射)

当院では、美肌・美容効果の高い各種注射・点滴による注入療法を行っております。

ボトックス注射

ボトックス注射は、ボツリヌス菌の毒素(ボツリヌストキシン)を主成分としています。ボツリヌストキシンが筋肉収縮をする伝達物質の分泌を抑えることにより、筋肉が使われなくなるため小顔(咬筋*3:こうきん)や表情シワに効果的です。
*3咬筋:下顎骨に付着している筋肉。咀しゃく筋のひとつ。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸は、もともと人間の皮膚に含まれている成分なので、注入によるアレルギー反応などの副作用リスクが少ない特徴を持ちます。
ボリュームアップ効果によってシワやたるみの改善が期待でき、治療後すぐに効果を実感することが可能です。また、ヒアルロン酸は注入後に少しずつ吸収されていくため、効果は一時的となりますが、安心して施術を受けていただけます。

レーザー治療

当院では、シワ・シミ・たるみ・ニキビ(ニキビ跡)に対するレーザー治療を行っております。
使用するレーザー機器にはそれぞれ特徴(メリット・デメリット)があるため、患者さまのご希望を伺い、適応に合わせて選択します。

POTENZA(ポテンツァ)

POTENZA(ポテンツァ)は、微細な針を皮下へ刺入し、針先からRF(高周波)を照射することで表皮に熱損傷を起こすことなく真皮層に直接熱エネルギーを与え、ニキビ・ニキビ跡、小じわ、毛穴の開き、肝斑など様々な肌の悩みに働きかける治療機です。熱エネルギーによる肌活性(線維芽細胞の活性)に加え、極細針によってできた傷が回復する過程でも創傷治癒効果が働くことから、従来のマイクロニードル治療法よりも効果実感に優れたお勧めの治療法です。

ジェネシス

ジェネシスは「ロングパルスYAGレーザー」という種類のレーザー治療機で、肌の代謝を促進させる作用があります。シミや毛穴の開き・たるみ・ファンデーションのノリが気になるといったお悩みがある方に効果的です。
皮膚の深い部分(真皮)まで熱エネルギーを与えることにより、引き締め効果や真皮内のコラーゲンの活性化を促すため、お肌にハリをもたらします。ジェネシスは痛みをほとんど感じずに治療でき、さらに腫れ・赤みなどのダウンタイムもほとんどありません。すぐにお化粧をして帰宅することが可能です。
なお、ジェネシスは様々なお悩みに対して効果が期待できますが、比較的穏やかに効果を発揮する点がメリットでありデメリットでもあります。
※ジェネシスについては、以下のページでも紹介しております。

パールフラクショナル

パールフラクショナルは、「新しい肌若返り治療」として注目を集めているレーザー治療です。シワ・凸凹肌・ニキビ跡・頑固な毛穴の黒ずみや開きなどに対して、しっかり治療したいという方におすすめです。
お肌に高出力のレーザーを点状に照射することにより、照射した部分が一瞬で蒸散(水分が蒸発)し1 週間ほどかけて少しずつ新しい肌に入れ替わります。パールフラクショナルは治療中の痛みがありますので、クリームやテープの麻酔を併用して、痛みの軽減を図ります。
高出力であるため、約1週間のダウンタイムや一時的な色素沈着のリスクがあります。
※パールフラクショナルについては、以下のページでも紹介しております。

ライムライト(IPL)

「ライムライト(光治療)」は、IPL治療(光治療)の技術を駆使した美肌治療です。紫外線や加齢による肌のダメージをターゲットに、特に色の薄いシミへの効果が抜群です。しかし、シミだけでなく、その他の肌のお悩みにも同時にアプローチ。実際、多くの患者様から「シミ治療を受けたら、毛穴も引き締まった」という声が寄せられています。

光治療の一大技術として、「フォトフェイシャル」や「フォトRF」といった方法がありますが、これらは特に色の濃いシミに効果的です。そして、ライムライト治療は「フォトブライト治療」として知られ、色の濃淡を問わずシミにアプローチすることが可能です。

よくある質問

妊娠中・授乳中でも美容治療を受けることは可能ですか?

美容外科の施術に関しては、妊娠中は控えさせていただいています。
ヒアルロン酸注射などの注入治療やレーザー治療が母体・胎児(赤ちゃん)に直接大きな影響を及ぼすことはないとされています。しかし、妊娠中は痛みや緊張による過度なストレスを感じたり、ホルモンの影響によって施術後の色素沈着が起こりやすかったりするため、当院では妊娠中の施術を控えさせていただいております。
なお、授乳中の施術についても、基本的にはお控えいただいております。産後、ゆっくり落ち着いてから施術いただいた方がリラックスしてお受けいただけると考えます。
詳しくは医師またはスタッフまでお問い合わせください。

シワには、どの注射が効果的なのでしょうか?

手術までは考えていないが、気軽にエイジングケアを行いたい方には注射による注入療法がおすすめです。
ボトックス注射は筋弛緩作用によってシワの改善を図る治療法なので、笑ったときにできる目尻のシワや怒ったときにできる眉間のシワなどの表情シワに効果的です。
無表情(真顔)のときから存在しているようなシワには、ヒアルロン酸注射が適応となるでしょう。
当院では患者さんのご希望を伺った上で、実際に肌状態を確認させていただき、どの注射が適応になるかお話しさせていただいております。

レーザー治療の効果は1回で現れますか?

効果については、患者さんごとに個人差があるため一概には言えませんが、当院で使用しているレーザー治療器(ジェネシス・パールフラクショナル)は1回の照射で効果を感じることも可能です。とはいえ、基本的にはレーザー治療は、複数回の照射によりお肌が安定して、健康的でハリのあるお肌へ導きます。

院長よりひと言

当院はボトックス、ヒアルロン酸、レーザー治療を中心とした美容医療を行っています。
気になる方は是非一度ご相談ください。

記事執筆者

院長村松英之
きずときずあとのクリニック豊洲院院長 村松英之

資格

日本形成外科学会専門医
日本熱傷学会専門医
日本創傷外科学会専門医
皮膚腫瘍外科分野指導医
小児形成外科分野指導医