フェイスリフト術後の傷跡について | きずときずあとのクリニック 豊洲院 | 東京都江東区の形成外科・美容外科

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フェイスリフト術後の傷跡について

 はじめに

フェイスリフトは、昔から行われている美容外科手術の一つです。この手術は顔全体のたるみを改善し、若々しい印象を取り戻すために広く行われています。しかし、耳のまわりは緊張が強い場所であるため、術後の傷跡が肥厚性瘢痕になりやすいという特徴があります。

傷跡が問題になる理由

一度赤く盛り上がった場合はなかなか直すのに時間がかかります。ただし、早めにレーザーなどの治療を開始することで予防も可能です。

  • 耳のまわり特有の特性:
    • 耳の周囲は皮膚が薄く、血流が多い部位であるため、赤みが長く残ることがあります。
    • 傷跡が肥厚性瘢痕になるリスクが高い部位です。
    • 緊張がかかりやすいため、ひきつれや盛り上がった傷跡になることがあります。
    • 手術では余った皮膚を切除するため、さらに緊張が強くなることがあります。
  • 手術の方法や個人の体質:
    • 手術の切開ラインや縫合の技術によって傷跡の仕上がりが異なります。
  • 術後ケアの重要性:
    • 適切なケアを行わない場合、色素沈着や瘢痕が目立つ結果になることがあります。
  • 一度赤く盛り上がった場合はなかなか直すのに時間がかかります。ただし、早めにレーザーなどの治療を開始することで予防も可能です。

傷跡の種類

フェイスリフト術後に見られる主な傷跡のパターン

  1. 赤みが残る場合
  2. 色素沈着
  3. 盛り上がった傷跡(肥厚性瘢痕)
  4. 瘢痕拘縮

当院での治療法

  • 内服治療:リザベンや抗炎症薬を使用し、瘢痕の形成を抑制します。
  • 外用薬:ステロイド軟膏やビタミンA、美白成分を含むクリーム、シリコンジェルシートを処方します。
  • レーザー治療:フラクショナルレーザー、ロングパルスNd:YAGレーザー、Qスイッチレーザー、IPL、POTENZAを使用し、傷跡の改善を図ります。
  • 注入治療:ケナコルト注射、ボトックス注射、ヒアルロン酸、PN、PDRNを使用し、瘢痕の改善を促します。

症例の提示

症例1:44歳女性 フェイスリフト術後1カ月の肥厚性瘢痕

初診時
5カ月後(POTENZA2回)
  • 病名:肥厚性瘢痕
  • 治療内容:POTENZAを用いての治療
  • 治療期間・回数:2ヶ月に1回、その後定期的な通院を経て1年から2年
  • 費用(自由診療):総額65,000円~250,000円(レーザー代、自宅でのスキンケア費用等を含む)
  • リスク・副作用:みずぶくれ、かさぶた形成、痛みによる不快感、術後の赤み、腫れ、あざ、出血、熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着など。またごく稀に治療箇所の色が周囲の色に比べて一過性に明るくなる、又は暗くなる可能性があります

症例2: 36歳女性 フェイスリフト術後半年の肥厚性瘢痕

初診時
半年後(POTENZA4回)
  • 病名:肥厚性瘢痕
  • 治療内容:POTENZAを用いての治療
  • 治療期間・回数:2ヶ月に1回、その後定期的な通院を経て1年から2年
  • 費用(自由診療):総額65,000円~250,000円(レーザー代、自宅でのスキンケア費用等を含む)
  • リスク・副作用:みずぶくれ、かさぶた形成、痛みによる不快感、術後の赤み、腫れ、あざ、出血、熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着など。またごく稀に治療箇所の色が周囲の色に比べて一過性に明るくなる、又は暗くなる可能性があります

 院長より

フェイスリフト術後の傷跡でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。専門的な治療とケアで、美しい仕上がりをサポートします。
予防的に治療をおこなうことも可能です。もしフェイスリフト手術を予定されている方は早めにご連絡ください。 フェイスリフト術後の傷跡でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。専門的な治療とケアで、美しい仕上がりをサポートします。

記事執筆者

院長野村美佐子
きずときずあとのクリニック銀座院院長 野村 美佐子