リストカット跡・根性焼き | きずときずあとのクリニック 豊洲院 | 東京都江東区の形成外科・美容外科

リストカット跡・根性焼き

自傷の患者様の予約枠について

大変申し訳ございませんが、10月分は全て埋まっております。
ご予約は11月以降でお願い致します。

秋・冬の長袖の季節こそ治療の時期です、来年の夏が来る前に治療を終わらせましょう。

過去のつらい出来事から立ち直っても、いつまでも残るリストカットや根性焼きの傷跡を見るたびに悲しい思いをしたり、消極的な気持ちになったりしていませんか?
「子供に聞かれたら、なんと説明すればよいのだろう」「人の目が気になる」「傷跡を隠して生活している」など、昔付けてしまったリストカットや根性焼きの傷跡で悩んでいる方は、たくさんいらっしゃいます。

残念ながら、現在の医療技術ではリストカット跡・根性焼きの傷跡を完全に何もなかったようにすることはできません。しかし、その傷跡を目立たなくしたり、隠しやすくしたり、違う傷跡へと変えることは可能です。

形成外科専門医・熱傷専門医・創傷外科専門医の資格を持つ医師が患者さんの傷跡の状態を詳しく診断し、その方に合った治療法をご提案しています。ぜひお気軽にご相談ください。

自傷患者様に対する治療実績(2017年10月2日〜2021年8月31日):
来院患者数1520人 治療実績:レーザー治療750人 手術166人(内訳:切除術39人、削皮術22人、戻し植皮85人)

リストカット跡・根性焼きの傷跡治療をおすすめしたい方

こんな方におすすめ

リストカット跡・根性焼きの傷跡治療は、次のような思いをお持ちの方におすすめです。

  • リストカット跡・根性焼き跡を隠して生活している
  • 傷跡を見るとつらい記憶を思い出してしまう
  • 子供が大きくなる前に傷跡を消したい
  • レーザー治療を受けたけれど、あまり効果を感じなかった

当院の目指す治療コンセプト

当院の目指す、リストカット跡・根性焼きの傷跡治療のコンセプトは、以下の3つです。

  1. 自傷の理由やこれまでの治療経過について、絶対に否定や非難はしません
  2. 一人一人の生活や経済状況を考慮した上で無理な治療を勧めません
  3. 手術やレーザー後の傷跡についても一緒にずっと治療していきます

当院では患者さんに寄り添い、治療を通じて気持ちが楽になるお手伝いをしたいと思っています。

リストカット跡・根性焼きの傷跡治療法

リストカット跡・根性焼きの傷跡の治療法は、「レーザー治療」「手術(切除術・削皮術・戻し植皮術)」に分けられます。

傷跡のサイズ・範囲別おすすめ治療法

傷跡の太さや範囲によって、適応となる治療法は異なります。
傷跡に合わせた「おすすめの治療法」は、次の通りです。

※下記の表はあくまでも目安です。

太い傷細い傷
広い範囲戻し植皮術・ レーザー治療
・ 削皮術
・ 戻し植皮術
狭い範囲・ 切除術
・ 戻し植皮術
・ レーザー治療
・ 削皮術
・ 戻し植皮術
(表)リストカット跡・根性焼きの傷跡別おすすめの治療法

当院では、傷跡の状況や理想の傷跡イメージをお伺いして、患者さんとご相談しながら、その方に合った治療法をご提案しています。

なお、リストカット跡・根性焼きの傷跡治療は、整容目的(身なりを整えること)となるため、保険適応が認められておりません。そのため、治療法に関わらず「自由診療(自費)」となります。

レーザー治療+スキンケア

当院では、「フラクショナルレーザー(パールフラクショナル)+ダーマペン*1」を使用したレーザー治療を行っています。

*1ダーマペン:超極細針で肌表面に小さな穴を開け、自然治癒力を引き出して肌再生を図る治療法

ダーマペンで髪の毛よりも細い「超極細針」により肌表面に小さな穴を開け、さらにフラクショナルレーザーの高出力なレーザーを点状に照射することで、凸凹肌などを一瞬で蒸散(水分が蒸発)させて、肌再生の活性化を促します。
お肌は約1週間かけて少しずつ新しい肌に生まれ変わるため、最低5回以上の照射が必要です。
また、クリニックでの「レーザー治療」と合わせて、皮膚の再生能力を高めるために毎日の「スキンケア」が重要となります。

対象となる傷跡:リストカット跡(細い傷跡)
治療目的:傷跡の盛り上がりを軽減させて、ぼやかす
治療の特徴:手術よりも簡単な治療、痛みが少ない、治療に時間がかかる、毎日のスキンケア必須

フラクショナルレーザーのイメージ
(図)フラクショナルレーザーの作用イメージ

※パールフラクショナルについては、以下のページでも紹介しております。

手術

当院では、以下の3つの手術方法を行っております。

切除術

切除術は傷跡を切り取り、ジグザグ線などにすることで「手術やけがの傷跡」のように印象を変え、一見リストカット跡・根性焼き跡には見えないようにする手術です。手術は局所麻酔をして、30分~1時間程度です。
また、切除術は特に根性焼きの傷跡治療におすすめしたい治療法であり、リストカット跡では小範囲に対して適応となります。

対象となる傷跡:リストカット跡(小範囲)、根性焼き
治療目的:リストカット跡・根性焼き跡には見えない傷跡(手術跡やけがの跡)へと、印象を変える
治療の特徴:1回で傷跡の印象を大きく変えることができる、術後の安静が必要(部位・範囲によってギブス固定約2週間、テープ固定3か月~半年)、傷跡が残るため術後トラブル(ひきつれ・盛り上がりなど)が起こる場合がある、以前の傷跡よりも目立つ傷跡になることがある

切除術
(図)切除術イメージ

削皮術(さくひじゅつ)

削皮術は「炭酸ガスレーザー」で傷跡とその周りを削り、やけど痕のように印象を変えて、一見リストカット跡・根性焼き跡には見えなくする手術です。手術は局所麻酔をして、15分~30分程度です。子育て・仕事などですぐに印象を変えたい方、フラクショナルレーザーで効果の出なかった方におすすめです。
また、傷が治るまで(2~4週間程度)、ご自宅で毎日洗浄・スプレー薬・キズパワーパッドを貼るお手入れが必要となります。

対象となる傷跡:リストカット跡(小~中範囲の浅い傷跡)、根性焼き
治療目的:リストカット跡・根性焼き跡には見えない傷跡(やけど痕)へと、印象を変える
治療の特徴:他の場所から皮膚を持ってこなくてよい、術後安静が不要、傷が治るまで2週間~1か月程度かかる、傷跡にひきつれ・盛り上がり・色素沈着が起こりやすい、太い傷跡では複数回の実施が必要なケースがある

削皮術
(図)削皮術イメージ

戻し植皮術(商標登録済み)

戻し植皮術は当院でのみ行っている手術法です。専用の機械で傷跡部分の皮膚を薄く取り、取った皮膚を回転させて戻す手術です。リストカット跡・根性焼きの傷跡を「軽いやけど痕」のような印象に変えます。手術は局所麻酔をして2~3時間程度です。
なお、術後1週間は傷口を濡らさないようにして、その後1~2週間ギブス固定を行うので、施術後1か月間は数回の通院が必要となります。しかし、戻し植皮術はリストカット特有の横の傷跡を変え、さらに同じ部分の皮膚を使うので色の違いが出にくく、傷跡が治りやすい特徴があるので、引きつれも起こりにくいです。
また、リストカット跡に悩んでいる全ての方におすすめしたい手術法ですが、特におすすめしたいのはお子さんがいらっしゃって傷跡に悩んでいる方、すぐに印象を変えたい方、レーザー治療で効果の出なかった方です。

対象となる傷跡:リストカット跡(範囲・太さに関係なく)、
治療目的:リストカット跡には見えない傷跡(軽いやけど痕)へ印象を変える
治療の特徴:同じ部分の皮膚を使うので色の違いが出にくい、横方向の傷跡がなくなる、ひきつれが起こりにくい、術後安静が必要(約3週間)、1年程度念入りなスキンケア必須

戻し植皮術
(図)戻し植皮術イメージ

リストカット跡・根性焼きの傷跡治療の治療手順

01 【初診日】医師の診察

医師が傷跡の状態を詳しく診察させていただき、患者さんに合った治療法をご提案させていただきます。ご納得いただければ、レーザー治療/手術の同意書に記入の上、治療日のご予約をお取りいただきます。 また、手術のご予約の際に保証金3~7万円のお預かりをお願いする場合がございます。

※初回診察当日はレーザー治療を行わない場合があります。

02 【治療日】事前準備

スタッフによって問診で治療部位に問題はないか、チェックをさせていただきます。

03 麻酔

治療部位に麻酔を行います。手術では注射、レーザー治療では麻酔クリームを塗ります。 また、吸入麻酔もございますので、ご希望に応じて使用可能です。

04 治療

手術やレーザー治療を行います。

05 治療後

ハイドロコロイド製剤の貼付、治療部位へ薬の塗布を行います。 術後の経過が良くなるよう、今後のお手入れ方法を指導させていただきます。

06 ご自宅でのケア

当面、念入りなスキンケアを行っていただきます。

よくある質問

傷を負ってからどのくらい経てば、傷跡治療が可能ですか?

傷跡治療の条件として、手術では最後のリストカットから2年以上、レーザー治療では、6か月以上経過していることが必要です。 傷跡が治って半年~1年程度の未成熟瘢痕では傷跡が硬いため、この段階で手術をしても合併症が現れるなど望まれる結果が出ないことが多いです。同様に、レーザー治療も傷跡に強い刺激がかかるので、逆に赤み・水ぶくれなどができます。   なお、傷を負ってすぐであれば、傷跡が目立たなくなるような傷の治療を行います。 当院では医師が患者さんの傷・傷跡の状態を詳しく診察させていただいた上で、より良い治療法をご提案させていただいております。

ケロイド体質と言われたことがありますが、リストカット跡・根性焼き跡の傷跡治療を受けることはできますか?

ケロイド体質の場合、ケロイドの状態に合わせた治療をご提案させていただきます。   当院は術後の傷跡も治療するクリニックですのでご安心ください。形成外科の高度な技術を使用して治療することで、問題なく治療できるケースがあります。まずはご相談ください。

半袖は、着られるようになりますか?

残念ながら、治療を受けても傷跡が消えるわけではなく、正常な皮膚になることでもありません。また、患者さんそれぞれによって、傷跡の面積や太さも違いますし、その傷跡に対する気持ちも違います。 ただ、これは絶対ではありませんが、これまで当院で治療を受けてくださった方の中で、特に戻し植皮を受けてくださった方から「半袖を着られるようになりました」というお声を多くいただいております。そのまま出せるようになった方もいれば、ファンデーションテープやメイクを併用しながら出せるようになった方など様々です。

レーザーや手術は痛いですか?

正直なところ、痛みは絶対にあります。院長の自分もフラクショナルレーザーなどを受けますが痛くてつらいです。局所麻酔は何度も受けていますし、今も歯の治療などで毎週のように局所麻酔を受けています。ただ、当院では出来る限りつらい治療にならないように、麻酔が十分効くよう併用させていただいております。痛みに弱い場合は、どうぞ遠慮なくご相談ください。

レーザーや手術後の安静期間は?

レーザー治療の翌日より、特に制限はなく、お化粧なども可能です。 手術の場合には術後2週間くらいの安静をお願いしています。特に、術後1週間は激しい運動や飲酒をご遠慮していただいております。 また、切除手術や戻し植皮術では「ギブス固定」をすることがあります。 なお、削る手術の削皮術では、手術翌日から普通に動かしてもらって構いません。

ギブス固定が心配です

ギブス固定の目的は「植皮の生着を良くするため」「縫合した創が開かないようにするため」そして「将来的に傷跡を綺麗にするため」です。 これらの理由より術後1~2週間の固定をお願いしています。 術後のギブス固定で困ることとしては、洗い物・PCを使用されるお仕事・入浴・子供の抱っこなどがよく挙げられます。

妊娠中でも受けられますか?

大量の局所麻酔と薬なども使いますので、お勧めしません。

術後、自宅での処置が心配です。

術後によく言われるのが、「腫れが取れない」「痺れがある」という症状です。 しかし、これらの症状の多くは、翌日には治っています。 術後は腕を枕か何かの上において、心臓より少し上げた状態で寝てください。 また、痛みは出る方と出ない方がいらっしゃいます。痛み止めを数回分お渡ししますので、服用して安静にお過ごしください。

なお、基本的に戻し植皮術では術後1週間はそのままです。 もし、ギブスやガーゼがきついなどの症状があったら、巻き直していただいても結構です。 術後1週間を過ぎたら、お風呂の度にギブスを外して、ご自宅で洗浄をして軟膏・ガーゼ処置をしていただきます。処置の仕方・過ごし方などについては、術後にしっかり説明させていただきます。心配はあるかもしれませんが、受けていただいた皆さんからは「問題ない」と仰っていただいております。

戻し植皮後の傷跡がまだ気になります。どうすれば良いですか?

基本的に当院は傷跡の治療も行います。手術を行うことが目的でなく、手術によって患者さんの生活が良くなることを願っており、そのためには傷跡が綺麗になってくれることが一番大事です。 ただ、傷跡の治療には時間がかかります。人によっては「肥厚性瘢痕」という傷跡が赤く盛り上がってくる場合もありますので、その治療も行っていきます。 時間が経って、ある程度傷跡が落ち着いたところで希望される方は、部分的な凸凹を平らにするために、手術やフラクショナルレーザー、ヒアルロン酸などの注射などを行うことがあります。また、色素沈着などについても塗り薬やレーザーなどで対応します。

院長よりひと言

リストカットの治療で傷跡が完全に消えることはないですが、当院の治療でその傷跡を目立たなくさせたり、隠しやすくしたりすることは可能です。
特に当院では「戻し植皮」という手術を行うようになってから、「長年の悩みが消えました」「半袖を着られるようになりました」というお声を沢山いただけるようになりました。この手術は当院で最も力を入れている治療法です。
「リストカットは10%の方が経験している」と言われるように、実は誰にでも起こりうるものです。
しかし、それによって大きな精神的ハンディキャップを負っている人が多くいる現状をとても悲しく思います。
当院では、あなたのそれまでの人生を否定するようなことは全くしません。
是非お気軽にご相談ください。

記事執筆者

院長村松英之
きずときずあとのクリニック豊洲院院長 村松英之

資格

日本形成外科学会専門医
日本熱傷学会専門医
日本創傷外科学会専門医
皮膚腫瘍外科分野指導医
小児形成外科分野指導医