エクラープラスター(ステロイド貼付剤) | きずときずあとのクリニック 豊洲院・銀座院 | 東京都江東区・中央区の形成外科・美容外科

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エクラープラスター(ステロイド貼付剤)

エクラープラスターとは

エクラープラスターは、ステロイド(ブデソニド)を含む透明なシート状の貼り薬です。
ケロイドや肥厚性瘢痕の盛り上がり・かゆみ・痛みをやわらげる目的で使用されます。

シートを直接瘢痕部に貼ることで薬剤が持続的に浸透し、炎症や線維増殖を抑えます。日常生活で使いやすく、ケナコルト注射と並んでよく用いられる治療です。

対象となる傷跡

  • ケロイド
  • 肥厚性瘢痕
  • 盛り上がった手術跡や外傷跡
  • 痛みやかゆみを伴う傷跡
  • 手術後瘢痕の肥厚性瘢痕予防

治療の仕組み

  • テープに含まれるステロイドが徐々に皮膚に浸透し、炎症や線維増殖を抑える
  • 大きめに貼ったり、長く貼ることでステロイドの浸透量を調整できる

ケロイドでは

  1. まず痛み・かゆみが改善
  2. 続いて硬さがやわらぐ
  3. 最後に赤みが少しずつ落ち着いていく
  • 痛み・かゆみ・硬さまでには効果的だが、赤みには効果がない
  • 症状が強い場合は、長時間・広めに貼ると効果的
  • 1日12時間以上を目安に貼付(寝ている間だけでも可)め、その場合はサイズを小さくして使用することが望ましい
  • 数ヶ月以上の継続使用が必要

使用方法

  1. 瘢痕の大きさに合わせてシートをハサミで切る
  2. 瘢痕部に直接貼る
  3. ゆっくりと注入し、同時に振動を与えて痛みを軽減
  4. 数分で終了
  5. 4週間前後の間隔で繰り返し治療

使用期間・効果

  • 数週間〜数ヶ月で効果を感じる方が多い
  • 効果を得るには数ヶ月〜1年以上の継続が必要な場合もある
  • ケナコルト注射やレーザー治療との併用でさらに効果が高まる

副作用

  • かぶれ(接触性皮膚炎)
  • かゆみ・赤み
  • 長期使用による皮膚萎縮や色素変化
  • 長く貼りすぎると周囲の皮膚が白くなる/赤黒くなる

メリット・デメリット

メリット

  • 貼るだけなので簡単に使える
  • 痛みやかゆみのコントロールに有効
  • 手術後の瘢痕予防にも使える
  • 透明で目立ちにくく、日常生活に支障が少ない

デメリット

  • 即効性はなく、長期間使用が必要
  • 赤みには効果が乏しい
  • かぶれや色素変化が出ることがある
  • 盛り上がりが強い瘢痕には十分な効果が得られないこともある

よくある質問(Q&A)

1日中貼っていても大丈夫ですか?

12時間以上を目安に貼ります。24時間連続で貼ると皮膚がかぶれやすくなるため、夜だけの使用でも十分効果があります。

どのくらいで効果が出ますか?

数週間〜数ヶ月で、かゆみや痛みがやわらぐことが多いです。硬さの改善にはさらに時間がかかります。

赤みだけでも効果はありますか?

ありません。赤みに対してはレーザー治療や軟膏など、別の治療を提案します。

手術の跡の予防にも使えますか?

はい。手術直後から使用することで、瘢痕の盛り上がりを抑える効果があります。

大きめに貼ったほうがいいですか?

症状が強い場合は広めに貼ると効果的ですが、長期間大きく貼ると周囲の皮膚が白くなったり、赤黒くなることがあります。その場合はサイズを小さくしてください。

かぶれてしまったらどうすればいいですか?

すぐに使用を中止してください。かぶれが強い場合は医師の診察を受け、使用方法や他の治療への切り替えを検討します。

お風呂や運動のときはどうすればいいですか?

入浴や汗で剥がれるため、その際はいったん外し、終わったあとに新しいものを貼ってください。

他の治療と併用できますか?

はい。ケナコルト注射やレーザー治療と併用することで、より効果が高まります。

子どもでも使えますか?

使用できますが、皮膚が敏感なため必ず医師の指導のもとで使ってください。

どれくらいの期間使う必要がありますか?

数ヶ月〜1年以上の継続が必要なことが多いです。症状が改善した後も、予防目的で継続する場合があります。

 
すぐに取れてしまいますがどうすればよいですか?

その上からテープで補強してもかまいませんが、かぶれには注意してください。かぶれた場合は一度使用をお休みしましょう。完全に剥がれてしまっても、少しでも貼っておくことが重要です。

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