フラクショナルレーザー(パールフラクショナルレーザー) | きずときずあとのクリニック 豊洲院 | 東京都江東区の形成外科・美容外科

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フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーについて院長が動画で解説

フラクショナルレーザー治療とは

フラクショナルレーザーは、皮膚表面に対して高出力のレーザーを点状に照射することができる機器です。レーザーで肌に細かい穴を開けて肌の代謝を促進させるため、古く老化したお肌を約1週間かけて、新しいお肌に入れ替える効果が期待できます。

当院では、「パールフラクショナル」を使用したフラクショナルレーザー治療を行っています。

フラクショナルレーザー(パールフラクショナル)におすすめのお悩み

  • ニキビ・ニキビ跡(深いクレーター状やシミのようになったもの)
  • 凸凹肌
  • 毛穴の開き・黒ずみ
  • 小ジワ
  • シワ・たるみ
  • くすみ
  • 妊娠線
  • 傷跡(肥厚性瘢痕)

フラクショナルレーザー(パールフラクショナル)の特徴

当院で使用する「パールフラクショナル」は、皮膚表面のピーリング効果を持つレーザー治療器「パール」に、点状照射する「フラクショナル技術」を融合させたレーザー治療器です。

パールフラクショナルは2,790nmの波長を持ち、細胞の水分に反応させて水蒸気にして外に出す「蒸散」と、レーザーの熱によって皮膚が固まる「凝固」作用のバランスが良いため、お肌の内側外側の両面から「美肌再生」の効果が期待できるレーザー治療器です。

治療時間:20~30分(麻酔の時間なども含めると、約1時間)

おすすめ回数:1か月おきに5~6回 ダウンタイム:あり(ヒリヒリ感・腫れ:約2~3日、かさぶた・赤み:約1週間 ※個人差あり)

ダウンタイム:あり(ヒリヒリ感・腫れ:約2~3日、かさぶた・赤み:約1週間 ※個人差あり)


(画像)パールフラクショナル

フラクショナルレーザー(パールフラクショナル)のメリット

  • コラーゲンの再生による引き締め効果
    フラクショナルレーザーで無数に開けた部分(穴)は、熱損傷を受けた状態となりますが、穴を修復しようとする自己治癒力の働きによって、細胞分裂が活性化してコラーゲンが再生するため、皮膚の引き締め効果が生まれます。
  • 熱変性によるコラーゲンの増生・肌のハリ効果
    肌の奥深くの真皮層まで届くレーザーで、真皮内の細胞に熱変性を起こすことによりコラーゲンが増生します。
    コラーゲンが増えることでお肌のハリをアップさせ、凸凹組織を滑らかな組織へと改善させます。
  • 肌の奥から新しい肌に生まれ変わる
    パールフラクショナルは、通常のピーリングのような表皮だけでなく、深い真皮層にある古く荒れた角質まで取り除いて、お肌の再生を図ります。
    1回の施術で約20~25%の細胞が生まれ変わるとされています。特に毛穴の開きやニキビ跡には、皮膚の入れ替えが効果的です。
  • 点状照射による肌再生の促進・ダウンタイムの最小化
    これまでのレーザーのように皮膚を「面」で削るのではなく、パールフラクショナルは「点」で削ることにより、傷ついていない正常な皮膚(レーザーが当たっていない皮膚)を多く残すことが可能なので、肌再生を促進させ、ダウンタイムも最小限にすることが期待できます。

(図)フラクショナルレーザー治療のイメージ

フラクショナルレーザー(パールフラクショナル)のデメリット

  • 痛みがある
    当院では表面麻酔を塗って、痛みの軽減を図りながら照射を行います。
  • 1~2週間程度のダウンタイムがある
    肌質・部位など個人差がありますが、赤み・腫れ・かさぶた・かゆみがみられることがあります。
    ※かさぶたができても10日前後で自然に剥がれ落ちます。無理に剥がすと、別のシミ(炎症後色素沈着)になることもあるので、注意が必要です。
  • 施術当日の洗顔・メイクは不可
    パールフラクショナル治療は一時的とはいえ、肌に負担をかける治療です。施術当日~数日は炎症状態なので、水をかけるとピリッとした痛みを感じることがあります。
  • 一時的な色素沈着のリスクがある
    日焼け肌や日焼けしやすい体質の患者さんの場合には、一時的な色素沈着が起こる可能性があります。治療前後の紫外線対策が必要です。
  • まれに点状出血が起こることがある
    まれに点状に出血がみられることがありますが、多くの場合、翌日にはかさぶたとなり、4~5日で消失しますので、心配ありません。

フラクショナルレーザー治療の流れ

当院のパールフラクショナルによる治療の流れは、以下の通りです。

01 【初回のみ】診察・説明・同意書の記入

初回は、肌状態の診察と治療のご説明のみ行います。
ご同意いただける場合には、同意書にサインをいただきます。
※初回診察当日はレーザー治療を行わない場合があります。

02 【レーザー施術日】診察・カウンセリング

お悩みやご希望の部位など症状について詳しく伺い、肌の状態を観察させていただきます。

03 メイク落とし・洗顔

施術前にパウダールームにて、メイク落とし・洗顔をしていただきます。

04 麻酔

施術部位に麻酔クリームを塗って、30~60分程お時間を置きます。

05 施術

麻酔クリームを拭き取り、アイガードで目の保護をしてから、レーザー照射を行います。
表面麻酔をしてから照射しますが、部位や患者さんによっては、軽い痛みを感じることもあります。
終了後、炎症を抑えるための軟膏を塗布します。
また、部位によっては、ガーゼで保護します。

フラクショナルレーザー治療後の注意点

フラクショナルレーザーによる治療後は、特に以下の点に注意してケアしましょう。

フラクショナルレーザー治療後の注意点

  • レーザー照射部位を強くこすったり、かさぶたを無理に剝がしたりしない
    レーザー後のお肌は敏感です。こすったり、かさぶたを無理に剥がしたりすると、メラニンの過剰生成が起こり、逆に色素沈着を起こしやすくなります。
  • レーザー照射部位に紫外線を当てない
    治療したばかりの肌は、バリア機能が弱まっているため、皮膚の炎症を起こしやすく「炎症後色素沈着」という別のシミにつながる恐れがあります。
    お顔に照射した場合には、サングラス・帽子・マスクなど紫外線対策グッズをご持参ください。

フラクショナルレーザー治療後のケア方法

レーザー治療後はデリケートになる肌を守るため、これまで以上に丁寧なケアが必要となります。

適切なスキンケア・紫外線ケアは、より良い効果につながる大切なポイントであり、再発予防にもなります。

  • しっかり保湿
    レーザー後の肌はダメージを受けやすい状態となるため、軟膏や保湿クリームなど処方薬でしっかり保湿をしてお肌の乾燥を防ぎましょう。
  • 洗顔・メイクは翌日以降
    施術後の患者さんの肌状態によって異なりますが、基本的に洗顔やメイクは翌日以降可能となります。
    刺激の少ない洗顔料を使って、ゴシゴシこすらずに優しく洗い、しっかりぬるま湯で洗い流しましょう。
  • 念入りな紫外線対策を
    色素沈着を防ぐためにも、日焼け止めを小まめに塗りましょう。飲む日焼け止めや帽子・日傘・マスクなどのご使用をおすすめします。 ※日焼け止めクリームは、施術翌日から塗るようにしてください
  • 飲酒・運動・サウナなどは1週間くらい控える
    飲酒・運動・サウナなどの体が温まったり代謝が上がったりする行為は照射部位の赤みを強くしてしまう可能性があるため、施術1週間くらいは控えた方が良いでしょう。

フラクショナルレーザー治療の費用

フラクショナルレーザーは、複数回照射することで照射部分のお肌の入れ替えができ、健康的でハリのあるお肌を取り戻すことが期待できます。

フラクショナルレーザー

よくある質問

パールフラクショナルレーザー治療後、経過(ダウンタイム)の過ごし方で気をつけることはありますか?

施術箇所は清潔に保ち、保湿を心がけてください。また、SPF30以上の日焼け止めを使用し、紫外線から肌を守ることが重要です。 飲む日焼け止めや帽子、日傘、マスクなどの使用もお勧めします。

パールフラクショナル治療後の効果はいつ頃期待できますか?

1~3ヵ月に1回のペースで5回の施術を推奨されており、治療の約1ヵ月後から効果を感じやすい時期となります。

パールフラクショナル治療後、かさぶたはどのくらいでとれますか?

個々に違いますが、2~3日でかさぶたが形成され、約1週間で自然に落ちます。無理に剥がさないようにしてください。

パールフラクショナル治療後、洗顔はいつからできますか?

施術翌朝から可能です。施術当日は軽く流す程度にし、翌朝からは刺激の少ない洗顔料を使用し、ぬるま湯で洗い流すことをお勧めします。

パールフラクショナル治療後、入浴はいつから大丈夫ですか?

当日から可能ですが、長時間の入浴は避け、熱感が強くなることがあるため、注意が必要です。

施術後のスキンケアはどのようにすればいいですか?

施術直後は肌が非常に乾燥するので、十分に保湿を行ってください。特定の治療後に推奨される化粧品の使用も有効です。

パールフラクショナル治療後、化粧はいつからできますか?

翌日から可能です。色素沈着を防ぐためにも、SPF30以上の日焼け止めの使用が推奨されます。

パールフラクショナル治療にはどれくらいの頻度で通うべきですか?

2~3ヵ月に1回のペースで、約5回の治療が推奨されています。

パールフラクショナル治療時の痛みはありますか?

麻酔クリームを使用することで治療中の痛みはほとんどないとされていますが、治療後に軽い火傷のようなひりひり感が続くことがあります。

院長からひと言

このレーザーは、特にニキビ跡に効果が高いです。ぜひご相談ください。
自分はこれまで傷跡の治療で悩んでいる方をたくさん見てきました。
海外では、傷跡に対してはフラクショナルレーザが使用されているのを見て、もっと日本に広めたいと思い開業を決めた経緯もあります。
リストカット、ニキビ跡はもちろんですが、子供の頃の傷跡、火傷のあと、術後の傷跡、妊娠線、さまざまな傷跡に使用してきました。
是非お気軽にご相談ください。

記事執筆者

院長村松英之
きずときずあとのクリニック豊洲院院長 村松英之

資格

日本形成外科学会専門医
日本熱傷学会専門医
日本創傷外科学会専門医
皮膚腫瘍外科分野指導医
小児形成外科分野指導医