ケナコルト注射(ステロイド治療) | きずときずあとのクリニック 豊洲院・銀座院 | 東京都江東区・中央区の形成外科・美容外科

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ケナコルト注射(ステロイド治療)

ケナコルト注射とは

ケナコルト(一般名:トリアムシノロンアセトニド)は、ステロイドの一種です。
ケロイドや肥厚性瘢痕など、盛り上がって硬い傷跡に直接注射することで、炎症や線維増殖を抑え、症状を改善します。

当院ではケナコルト注射を「瘢痕治療の中心的な方法」のひとつとして位置づけています。

対象となる傷跡

  • ケロイド
  • 肥厚性瘢痕
  • 盛り上がった手術跡や外傷跡
  • 痛みやかゆみを伴う傷跡
  • 皮下出血や脂肪・異物注入後に硬くなった皮下の瘢痕

治療の仕組み

  • ケナコルトを瘢痕内部に直接注入
  • 線維芽細胞の働きを抑制し、コラーゲンの過剰産生を防ぐ
  • 炎症を鎮め、かゆみ・痛みを改善

治療の流れ

  1. 医師が瘢痕の状態を診察
  2. 麻酔薬を混合し、細い針と小さな注射器を使用
  3. ゆっくりと注入し、同時に振動を与えて痛みを軽減
  4. 数分で終了
  5. 4週間前後の間隔で繰り返し治療

治療回数・期間

  • 1回で完治することは少なく、数ヶ月〜1年以上の継続が必要
  • 多くの方が数回の注射で盛り上がりの改善を実感
  • 再発防止のため、長期的なコントロールが重要

ダウンタイム・副作用

  • 注射部位の痛み
  • 皮膚の萎縮(へこみ)
  • 毛細血管拡張による赤み
  • 色素沈着(茶色くなる)
  • 稀に白抜け(色素が抜ける)

※当院では副作用を最小限にするため、必要量のみを慎重に注入しています

メリット・デメリット

メリット

  • ケロイド・肥厚性瘢痕に対して最も効果的な治療法のひとつ
  • 外来で短時間に施行可能
  • 盛り上がりの改善に有効

デメリット

  • 繰り返し注射が必要
  • 痛みや萎縮などの副作用リスク
  • 完全に傷跡が消えるわけではない

よくある質問(Q&A)

いつから効果が現れますか?

効果には個人差がありますが、一般的に内服薬は服用開始後1〜2週間、外用薬は数週間〜1ヶ月程度で効果を実感される方が多いです。傷跡の治療は時間を要するため、継続的にご使用いただくことで、より高い効果が期待できます。焦らずじっくりと治療を続けることが大切です。

どのくらいで効果が出ますか?

早い方では1〜2回で盛り上がりがやわらぎますが、多くは数ヶ月以上の継続が必要です。

赤みだけですが効果はありますか?

ありません。赤みに対しては軟膏やレーザー治療など、別の治療を提案します。

再発することはありますか?

体質や部位によっては再発することがあります。その場合も再度注射でコントロール可能です。

副作用はありますか?

皮膚の萎縮(へこみ)、色素沈着(茶色)、毛細血管の拡張、白抜けなどが起こることがあります。当院では最小限の量を慎重に注入し、副作用をできるだけ抑えるよう配慮しています。

生活の制限はありますか?

特に大きな制限はありません。入浴や洗顔、メイクも当日から可能です。ただし強い摩擦やマッサージは避けてください。

注射すれば跡は完全に消えますか?

いいえ。盛り上がりを改善する治療であり、傷跡そのものを完全に消すことはできません。必要に応じてレーザーや手術など他の治療を組み合わせます。

他の治療と併用できますか?

はい。レーザー治療やエクラープラスター、圧迫療法などと組み合わせることで、より効果的な治療が可能です。

年齢制限はありますか?

特に年齢制限はありませんが、小児や高齢者では副作用に注意して使用します。

子どもにも使えますか?

必要に応じて使用しますが、部位や体質によっては副作用のリスクが高いため、医師が慎重に判断します。

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