リストカット跡の「削皮術(アブレージョン)」について | きずときずあとのクリニック 豊洲院 | 東京都江東区の形成外科・美容外科

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リストカット跡の「削皮術(アブレージョン)」について

まず、私たちの正直な気持ちをお伝えします

削皮術は、リストカット跡に対してとても良い治療になることもある一方で、
向いていない方が受けてしまうと、かえって目立つ傷跡になってしまうこともあります。

実際に、他院などで削皮術を受けたあとに
「思ったより傷が目立ってしまった」
「白い傷跡だけが逆に浮いて見えるようになった」
と悩んで当院にご相談に来られる方もいらっしゃいます。

だからこそ私たちは、削皮術を誰にでも安易におすすめすることはしません
でも、うまくはまれば、とても良い結果になる治療でもあるのです。

削皮術とは?

削皮術(アブレージョン)とは、リストカット跡のある皮膚を専用の医療器具で浅く削り、皮膚を薄く整える治療法です。
やけどや外傷後の瘢痕治療にも使われてきた形成外科の技術で、皮膚の再生力を活かして、凹凸や色調の改善を目指します

当院では、形成外科専門医が肌の状態を丁寧に見極めた上で、適応のある方に慎重にご提案しています。

削皮術が適している方

  • 小範囲~中範囲の浅いリストカット跡がある方
  • 細く浅い傷跡が、光の加減で浮いて見える方
  • 仕事・子育て中などの問題から、できるだけ早く傷跡の印象を変えたい方
  • フラクショナルレーザーで効果が出なかった方
  • 手術には抵抗があるが、少しでも良くしたい方

向いていないケース

  • 広範囲に傷跡がある方
  • 深い傷跡がある方

メリット・デメリット

メリット

  • 傷跡の凹凸や色味を整えることができる可能性がある
  • レーザーよりも深く作用し、より積極的な治療をしたい方に向く
  • 手術よりも体への負担が少ない

デメリット・注意点

  • 太く深い傷跡には不向き(削っても白く透けて残る)
  • 広範囲の傷に行うと、逆に目立つケースがある
  • 削皮後に、赤み・色素沈着・盛り上がり(肥厚性瘢痕)が出ることがある
  • 場合によっては、元の傷よりも目立ってしまうこともある

手術の流れ(簡略)

01 初回カウンセリング・診察

02 適応と範囲の確認

03 削皮術(日帰り)

04 再診・アフターケア(保湿・外用・必要に応じてレーザーなど)

ダウンタイム・ケア

  • 1週間程度の安静が必要(日常生活レベルの動きは問題ありません)
  • 約1ヶ月で皮膚が落ち着き始め、6ヶ月〜1年かけて赤み、質感が改善
  • 術後は数ヶ月ごとに経過をフォローをします
  • 紫外線ケア・摩擦予防・保湿を継続
  • 必要に応じて追加の微調整・外用治療・レーザーも行います

まずはお気軽にご相談ください

※リストカット治療のご相談は上記のみからの受付となります

  • 入力は1分で完了
  • 最短翌日から予約可能
  • 学生の方は学割あり(要学生証)

削皮術の料金(税込・自由診療)

削皮術は、傷跡の面積に応じた明確な料金設定を行っております。
診察時に範囲を正確に測定し、事前にお見積もりをご提示いたします。

料金表

料金
面状瘢痕 ~10㎠(~5㎝まで)¥110,000
面状瘢痕 ~25㎠(~12㎝まで)¥220,000
面状瘢痕 ~50㎠(~25㎝まで)¥385,000
面状瘢痕 ~100㎠(~50㎝まで)¥550,000

【学割】【結婚割】削皮術

範囲顔面以外
面状瘢痕 ~10㎠(~5㎝まで)¥99,000
面状瘢痕 ~25㎠(~12㎝まで)¥198,000
面状瘢痕 ~50㎠(~25㎝まで)¥346,500
面状瘢痕 ~100㎠(~50㎝まで)¥495,000

※初診カウンセリング料:¥3,300(税込)
再診料:¥1,650(税込み)
※処置代、材料費、エンビロン代金など別途

お支払い方法

現金・振込・クレジットカード・医療ローン(最長36回分割)に対応

医療ローンの事前審査もカウンセリング時にご案内可能です

よくあるご質問(FAQ)

削皮術って痛いですか?

施術中は局所麻酔を使用するため、痛みはほとんどありません。
さらに、ご希望の方には笑気麻酔(吸入式のリラックス麻酔)も併用可能です。
術後はヒリヒリした痛みが出ることがありますが、外用薬や保冷で対応できる程度の方がほとんどです。

ダウンタイムはどれくらいありますか?

削皮後は、削った部分をガーゼで保護します。
最初の1週間ほどは毎日のガーゼ交換が必要で、
その後も約1ヶ月程度は毎日の処置が必要になります。

赤み・乾燥・かゆみなどの症状はその後も続くことがあり、
術後6ヶ月〜1年かけて赤みが徐々に落ち着いていくのが一般的です。
この間は紫外線対策・保湿・色素沈着予防が重要です。

削皮術だけで傷跡はきれいになりますか?

状態によります。細く浅い傷跡であれば、印象がやわらぐことがありますが、
太くて深い傷跡は白く透けて見えてしまうため、削皮術は向いていない場合もあります。
診察で、他の治療(レーザー・戻し植皮®など)との違いも含めて丁寧にご説明します。

削皮をしたあとに傷がひどくなったりしませんか?

傷の状態や体質によっては、色素沈着(茶色)や赤み、盛り上がり(肥厚性瘢痕)が出る可能性があります。
そのため当院では、削皮術が本当に合っているかを慎重に見極めた上でご提案しています。

削皮したあとのケアはどうなりますか?

当院では、皮膚の再生と美しい治癒をサポートするために、以下のような術後ケアを行っています:

  • フィブラストスプレー(bFGF製剤)の使用
  • 軟膏や保湿剤の処方
  • 低刺激のテープ療法
  • 状況に応じて、経過観察と必要な再処置
「削って終わり」ではなく、“きれいに治すまで”をサポートするのが当院の方針です。

削皮術はどのくらいの範囲までできますか?

一度に削皮できる範囲には限りがあり、小〜中範囲(5cm×5cm程度)までを目安とします。
広範囲に一度に行うと、治癒の遅れや逆に目立つリスクがあるため、
分割して治療を行うこともあります。

カウンセリングだけでも受けられますか?

はい、ご相談だけでも大歓迎です。 「この治療が自分に合うのかだけ知りたい」「まずは話だけ聞いてみたい」――
そのようなお気持ちからでも構いません。
無理な治療のすすめは一切いたしませんので、ご安心ください。

削皮術の効果はどのくらい続きますか?

削皮術は、一度の施術で得られた結果が基本的に持続する治療です。
ただし、傷跡の状態や体質によっては再び赤みが出たり、色素が沈着することもあります。
そういった場合には、必要に応じて追加の外用治療やレーザー治療で調整していきます。

他の治療(レーザーや戻し植皮®)と組み合わせることはできますか?

状況に応じて併用や段階的な治療をご提案することもあります。
たとえば、「削皮術で浅い傷をなじませたあと、残った深い傷を別の治療で対応する」など、
形成外科として多角的に治療を組み立てることが可能です。

削皮術を2回以上受けることはできますか?

一定期間を空けて、同じ部位を再度削皮することも可能です。
ただし、皮膚の状態によっては再生力が弱まるため、慎重な判断が必要です。
「一度やってみて、まだ気になる部分がある」と感じた際は、遠慮なくご相談ください。

医師からのメッセージ

削皮術は「適応を見極めることが大切」です

「削って改善するなら、それで済むなら…」
そう思って調べてくださったあなたにこそ、正確な情報を知っていただきたいと思います。

削皮術は決して「万能」ではありません。
でも、条件が合えばとても良い選択肢になることもあります。

あなたの状態に合うかどうか、まずは丁寧に診察させてください。

まずはお気軽にご相談ください

※リストカット治療のご相談は上記のみからの受付となります

  • 入力は1分で完了
  • 最短翌日から予約可能
  • 学生の方は学割あり(要学生証)