リストカット瘢痕 - きずときずあとのクリニック 豊洲院

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リストカット瘢痕

リストカット跡部位:腕・腋受傷時期:3年以上前状態:白い
治療前 1年1ヶ月後 現在治療中
レーザー治療で改善しなかったリストカット痕に対し、遠方から戻し植皮術を実施。術後1年で腕を自然に出せるようになり、前向きな変化が得られた症例。

術後の経過

術後の経過

治療内容

病名

左上肢瘢痕

治療内容

戻し植皮®術(126㎠以下)

治療期間・回数

525日・手術1回(通院12回)
施術の価格
¥1,000,000~2,000,000
リスク・副作用
出血、血腫(皮膚の下に血がたまってしまう) 創感染(バイキン感染)、痛み、腫れ、発赤、 湿疹、色素沈着などが落ち着くまで1年を要する、 傷跡が残る、ひきつれ、薬のアレルギー、 残った糸があとからでてくる、など

村松 英之 医師 コメント

本症例は30代後半の女性の方です。10代の頃にカミソリによる自傷行為を行い、前腕に複数のリストカット痕が残存していました。一部の傷跡は太く、過去に縫合処置を受けた既往もありました。その後、傷跡の改善を目的としてレーザー治療を複数回受けていましたが、十分な効果は得られず、特に夏場に腕を露出できないことが大きな悩みとなっていました。
診察では、太さのある線状のリストカット痕が複数認められ、成熟瘢痕の状態でした。これまでの治療経過を踏まえると、レーザー治療によるさらなる改善は難しいと判断し、患者さんの希望もあり戻し植皮術を選択しました。
患者さんは遠方在住でしたが、事前診察で予定を決めて、その後再度来ていただき手術を行い、術後は一泊入院のうえ翌日に状態を確認しました。問題がないことを確認した後は一度帰宅していただき、抜糸は術後2週間で来院して行いました。その後の経過観察は、必要に応じて来院とオンライン診療を併用して行っています。戻し植皮術は合併症が少なく経過が安定しているため、遠方の患者さんにとっても受けやすい手術であると考えられます。
術後経過は良好で、明らかな合併症は認めませんでした。患者さんは術後、徐々に腕を露出することに挑戦しており、当初はメイクやファンデーションテープを使用しながら生活されていました。特に、ファンデーションテープが貼りやすくなったことを実感され、術後約半年間はそれを活用しながら過ごされていました。
その後、傷跡が落ち着くにつれて他人の視線が気にならなくなり、術後約1年の時点では、腕を出す服装も気にせず選べるようになりました。「前向きな気持ちになれた」との言葉も聞かれ、生活の質の向上が得られた症例です。