右下肢3か所、左下肢1か所色素沈着 - きずときずあとのクリニック 豊洲院

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右下肢3か所、左下肢1か所色素沈着

怪我や事故などの傷跡部位:臀部・足受傷時期:3年以上前状態:黒み
初診 治療10回目 現在治療中
初診 治療10回目 現在治療中
20代女性。虫刺され後の掻破を契機に下腿の色素沈着を認めました。ロングパルスNd:YAGレーザーとIPLを併用し、約1年で大きく改善しました。

治療内容

病名

右下肢3か所、左下肢1か所色素沈着

治療内容

ロングパルスNd:YAGレーザー、IPL

治療期間・回数

422日10回

村松 英之 医師 コメント

本患者は20代の女性です。下腿に生じた色素沈着を主訴に当院を受診されました。既往歴や経過を詳しく確認したところ、虫刺されを掻き壊した後から徐々に色が濃く残るようになったとのことで、**炎症後色素沈着(post-inflammatory hyperpigmentation)**が強く疑われました。
虫刺されは局所に炎症を引き起こし、強いかゆみを伴うことが多く、無意識のうちに掻破を繰り返してしまいます。この刺激により、表皮基底層のメラノサイトが活性化され、メラニン産生が亢進することで色素沈着が形成されます。特に下腿は血流が比較的乏しく、ターンオーバーが遅いため、色素沈着が長期化しやすい部位とされています。
本症例では、まず炎症を抑えつつ、色素沈着の改善を目的として、外用薬・内服薬による保存的治療を併用しながら、レーザー治療を段階的に行う方針としました。レーザー治療としては、ロングパルスNd:YAGレーザーおよびIPLを併用し、メラニンへの選択的なアプローチと、皮膚全体のトーン改善を同時に図りました。
治療は約1年間を目安とし、8〜10回程度の色素レーザー治療を計画しました。治療回数を重ねるごとに、色調は少しずつ薄くなり、周囲皮膚とのコントラストも目立ちにくくなっていきました。急激な改善を求めるのではなく、皮膚への負担を最小限にしながら、時間をかけて徐々に改善させることを重視しています。
約1年経過した時点で、色素沈着は大きく軽減し、日常生活や露出時にも気にならないレベルまで改善しました。ご本人からも高い満足度が得られ、治療終了となっています。