今、自傷に悩んでいるあなたへ | きずときずあとのクリニック 豊洲院 | 東京都江東区の形成外科・美容外科

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今、自傷に悩んでいるあなたへ

〜3ヶ月以内に自傷した方・今もやめられずに苦しんでいる方、ご家族へ〜

1. はじめに

このページを開いてくださって、ありがとうございます。
きっとあなたは今、とてもつらい時間の中にいるのだと思います。
「どうしてこんなことをしてしまうんだろう」
「こんな自分なんて、誰にも理解されない」
そんな思いを抱えながら、ひとりで苦しんでこられたのではないでしょうか。

私たちは、あなたが抱えている“言葉にならない気持ち”を、責めることなく、理解しようとする医療機関です。

自傷は、“心の痛み”が溢れ出たサインです。
決して、あなたが弱いからでも、かまってほしいからでもありません。

このページが、あなたにとって「ひとりじゃない」と思えるきっかけになれたらと願っています。
そして、今すぐでなくてもかまいません。
あなたが「少し話してみようかな」と思えたとき、私たちはここにいます。

2. 自傷がやめられない理由とは?

「やめたいのに、やめられない」
そんな自分に戸惑い、苦しんでいる方は少なくありません。

自傷行為には、いくつかの理由があります。
その背景には、決して“甘え”では片付けられない深い苦しさがあります。

  • 感情のコントロール手段としての自傷
     言葉にならない不安や怒り、悲しみを、自分の身体を通して処理しようとする行為です。
     苦しみを「見える形」にすることで、心を保とうとしているのです。
  • 脳内の反応による一時的な安心感
     傷をつけることで、脳内にエンドルフィンという物質が分泌され、
     一時的に心が落ち着くことがあります。
  • 「やめなきゃ」と思うことが逆に苦しくなることも
     「やめたいのにやめられない」——この矛盾に苦しむことで、
     さらに自分を責めてしまい、また自傷に戻ってしまうこともあります。

3. ご本人へのメッセージ

あなたは、これまでたくさんの苦しさの中を、
どうにか生き延びてこられたのだと思います。
その中で、自傷という行為が「今をなんとか乗り切るための方法」になっていた。
それは、あなたが“弱い”からではありません。
むしろ、“生き延びるための力”として、そうせざるを得なかったのだと思います。

だから、まずは伝えさせてください。

「あなたのせいではありません」
「やめられないことで、自分を責めないでください」

治療は、「すぐにやめること」ではなく、
「少しずつ他の方法を見つけていくこと」から始まります。
必要なのは、あなた自身の準備とタイミングです。
急がなくていい。焦らなくていい。
あなたが少しだけ「変わりたい」と思えたとき、私たちは寄り添い、一緒に歩いていきます。

4. ご家族へのメッセージ

「うちの子が、自分を傷つけている」
その事実に気づいたとき、
多くの方が、驚きや混乱、怒り、悲しみ、さまざまな感情に包まれます。
「なぜ?」「どうして?」「やめさせなければ」——
その気持ちは当然ですし、ご自身を責める必要はありません。

ただ、まず最初に知っていただきたいのは、
自傷は「構ってほしい」からではなく、「苦しさの表現」であるということです。

言葉にできないつらさや孤独が、自傷という形で表に出てきたのです。
だからこそ、ご家族ができる最初の一歩は、「責めないこと」「ただそばにいること」です。

ご本人が治療に踏み出す準備ができていなくても、
ご家族だけで相談することも可能です。
「この状況で、私はどうすればいいのか」
その問いに、専門の医療者が一緒に向き合います。

どうか、あなたご自身も孤独にならずにいてください。
ご家族の気持ちも、私たちは大切にしたいと思っています。

5. 当院でできること、そして限界について

現在、自傷が続いている方(特に3ヶ月以内に複数回行っている方)にとって、もっとも効果的な治療は精神科での支援です。
当院は形成外科ですので、自傷をやめるための治療(精神療法や服薬)は行っておりません。

しかし、以下のようなご相談には対応しています:

  • 過去にできた傷跡に関するご相談
  • 将来的に治療を希望した場合の選択肢のご説明
  • ご家族によるご相談(本人の受診がなくてもOK)

いまは自傷が続いていても、
「いずれ治したいと思っている」「まずは話だけ聞いてみたい」
そうした気持ちに、私たちは丁寧にお応えします。

6. 回復までのステップ

自傷からの回復は、「やめる・治す」というゴールではなく、
段階的に、あなた自身のペースで歩む道です。

  1. 安心できる場を見つける
     精神科やカウンセラーなど、「否定されない居場所」が出発点になります。
  2. 感情の扱い方を学ぶ
     認知行動療法や対人関係療法などにより、感情と行動をつなげ直す方法を学びます。
  3. 未来を考えられるようになる
     「この傷跡、いずれ治せるかな」と思えるタイミングがきたら、形成外科の出番です。
  4. 傷跡を治すことで、新しい自分に踏み出す
     治療は、心と過去に向き合う大きなステップにもなります。私たちが支えます。

7. ご相談・ご予約について

ご本人のご相談

  • 「治療するかは未定」でもOK
  • まずは話を聞いてみたい、選択肢を知りたいという気持ちだけで大丈夫です
  • プライバシーを守った対応をお約束します

ご家族のご相談

  • 本人が拒否していても、家族だけのご相談が可能です
  • 接し方や、精神科との連携についてもサポートいたします

同じような悩みを持つ方が、今年すでに103来院されています

“もう過去のこと”にしたかったその傷跡――。治療できる方法があります。

最後のリストカットから
3ヶ月以上経った方へ

今からでも“変わる”選択ができます。
日常生活に支障がない状態で治療を始めたい方に最適です。

半年〜数年前に
自傷していた方へ

“だいぶ前のこと”とあきらめていた傷跡も、まずはレーザーなどで改善可能なケースがあります。

ご家族・パートナーの方へ

「本人の気持ちを尊重しながら、どんなサポートができるのか
形成外科の視点からご提案します。

まずはお気軽にご相談ください

※リストカット治療のご相談は上記のみからの受付となります

  • 入力は1分で完了
  • 最短翌日から予約可能
  • 学生の方は学割あり(要学生証)

💡 迷っているあなたへ

「自傷がやめられない今の自分に、治療なんて受ける資格があるの?」
「こんな傷を見せたら、きっと引かれる」
そう思ってしまう方も、たくさんいらっしゃいます。

でも、私たちは知っています。
このページを開いてくれたあなたは、もうすでに一歩を踏み出しているということを。

話すこと、助けを求めることは、弱さではありません。
それは「生きたい」という力のあらわれです。

あなたが「少し変わってみたい」と思ったその時、
私たちは、必ずあなたの力になります。