このページを開いてくださって、ありがとうございます。
きっとあなたは今、とてもつらい時間の中にいるのだと思います。
「どうしてこんなことをしてしまうんだろう」
「こんな自分なんて、誰にも理解されない」
そんな思いを抱えながら、ひとりで苦しんでこられたのではないでしょうか。
私たちは、あなたが抱えている“言葉にならない気持ち”を、責めることなく、理解しようとする医療機関です。
自傷は、“心の痛み”が溢れ出たサインです。
決して、あなたが弱いからでも、かまってほしいからでもありません。
このページが、あなたにとって「ひとりじゃない」と思えるきっかけになれたらと願っています。
そして、今すぐでなくてもかまいません。
あなたが「少し話してみようかな」と思えたとき、私たちはここにいます。
「やめたいのに、やめられない」
そんな自分に戸惑い、苦しんでいる方は少なくありません。
自傷行為には、いくつかの理由があります。
その背景には、決して“甘え”では片付けられない深い苦しさがあります。
あなたは、これまでたくさんの苦しさの中を、
どうにか生き延びてこられたのだと思います。
その中で、自傷という行為が「今をなんとか乗り切るための方法」になっていた。
それは、あなたが“弱い”からではありません。
むしろ、“生き延びるための力”として、そうせざるを得なかったのだと思います。
だから、まずは伝えさせてください。
「あなたのせいではありません」
「やめられないことで、自分を責めないでください」
治療は、「すぐにやめること」ではなく、
「少しずつ他の方法を見つけていくこと」から始まります。
必要なのは、あなた自身の準備とタイミングです。
急がなくていい。焦らなくていい。
あなたが少しだけ「変わりたい」と思えたとき、私たちは寄り添い、一緒に歩いていきます。
「うちの子が、自分を傷つけている」
その事実に気づいたとき、
多くの方が、驚きや混乱、怒り、悲しみ、さまざまな感情に包まれます。
「なぜ?」「どうして?」「やめさせなければ」——
その気持ちは当然ですし、ご自身を責める必要はありません。
ただ、まず最初に知っていただきたいのは、
自傷は「構ってほしい」からではなく、「苦しさの表現」であるということです。
言葉にできないつらさや孤独が、自傷という形で表に出てきたのです。
だからこそ、ご家族ができる最初の一歩は、「責めないこと」「ただそばにいること」です。
ご本人が治療に踏み出す準備ができていなくても、
ご家族だけで相談することも可能です。
「この状況で、私はどうすればいいのか」
その問いに、専門の医療者が一緒に向き合います。
どうか、あなたご自身も孤独にならずにいてください。
ご家族の気持ちも、私たちは大切にしたいと思っています。
現在、自傷が続いている方(特に3ヶ月以内に複数回行っている方)にとって、もっとも効果的な治療は精神科での支援です。
当院は形成外科ですので、自傷をやめるための治療(精神療法や服薬)は行っておりません。
しかし、以下のようなご相談には対応しています:
いまは自傷が続いていても、
「いずれ治したいと思っている」「まずは話だけ聞いてみたい」
そうした気持ちに、私たちは丁寧にお応えします。
自傷からの回復は、「やめる・治す」というゴールではなく、
段階的に、あなた自身のペースで歩む道です。
同じような悩みを持つ方が、今年すでに103人来院されています
“もう過去のこと”にしたかったその傷跡――。治療できる方法があります。
※リストカット治療のご相談は上記のみからの受付となります
「自傷がやめられない今の自分に、治療なんて受ける資格があるの?」
「こんな傷を見せたら、きっと引かれる」
そう思ってしまう方も、たくさんいらっしゃいます。
でも、私たちは知っています。
このページを開いてくれたあなたは、もうすでに一歩を踏み出しているということを。
話すこと、助けを求めることは、弱さではありません。
それは「生きたい」という力のあらわれです。
あなたが「少し変わってみたい」と思ったその時、
私たちは、必ずあなたの力になります。