熱傷後右頬5か所 未成熟瘢痕 - きずときずあとのクリニック 豊洲院

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熱傷後右頬5か所 未成熟瘢痕

怪我や事故などの傷跡部位:顔受傷時期:6カ月以内状態:赤み
初診 治療4回目 現在治療中
エステでのフォトフェイシャル後に生じたやけどによる色素沈着の症例です。スキンケア・内服・遮光に加え、ロングパルスNd:YAGレーザーとIPLを併用し、約半年で改善しました。

術後の経過

術後の経過

治療内容

病名

右頬瘢痕

治療内容

内服、ロングパルスNd:YAGレーザー、IPL

治療期間・回数

148日・4回
施術の価格
¥76,500
リスク・副作用
みずぶくれ、かさぶた形成、痛みによる不快感、術後の赤み、腫れ、あざ、出血、熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着など。またごく稀に治療箇所の色が周囲の色に比べて一過性に明るくなる、又は暗くなる可能性があります。

村松 英之 医師 コメント

本患者はエステでフォトフェイシャルを受けた後、やけどを生じ、その後に残った傷跡について相談のため来院された方です。
施術後は明らかな熱傷反応を認めましたが、エステ側では十分な治療や補償が行われず、「皮膚科を受診するように」との案内のみで経過観察となっていました。
フォトフェイシャルは比較的出力が弱いと認識されがちですが、実際には熱エネルギーを用いる医療機器相当の治療であり、条件や皮膚状態によってはやけどを生じるリスクがあります。本症例は、医師の管理下で行われない光治療の危険性を示す一例と考えられます。
当院初診時は、受傷から約2か月が経過しており、炎症後の反応として明らかな色素沈着を伴う傷跡が形成されていました。まずはレーザー治療に先立ち、皮膚バリア機能の回復と炎症の沈静化を最優先と判断しました。
初期治療として、エンビロンを用いたスキンケア指導に加え、ビタミンC・トラネキサム酸などの内服によるインナーケアを開始しました。また、飲む日焼け止めの併用と徹底した遮光を行い、色素沈着の進行を抑制しています。
皮膚状態が安定した段階で、ロングパルスNd:YAGレーザーによる赤み・炎症の改善に加え、色素沈着が強かったためIPL治療を併用しました。これらを並行して行うことで、色調改善を段階的に進めています。
結果として、4~5回のレーザー治療を経て色素沈着は大きく改善し、スキンケア・内服・遮光を含めた総合的治療により、約半年で目立たない状態まで回復しました。患者様ご本人のセルフケアへの高い取り組みも、良好な結果につながった重要な要素と考えられます。
本症例は、エステでの安易な光治療のリスクと、やけど後の適切な段階的治療の重要性を示す症例です。