右下顎ケロイド肥厚性瘢痕 - きずときずあとのクリニック 豊洲院

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右下顎ケロイド肥厚性瘢痕

怪我や事故などの傷跡部位:顔受傷時期:3年以上前状態:盛り上がり
初診 治療2回目 現在治療中
右頬フェイスラインのケロイドに対し、エクラープラスター、ケナコルト注射、ロングパルスNd:YAGレーザー、ボトックスを併用。初回から改善を認め、1年計画で治療継続中です。

治療内容

病名

右下顎ケロイド肥厚性瘢痕

治療内容

ロングパルスNd:YAGレーザー

治療期間・回数

40日・2回
施術の価格
¥136,000
リスク・副作用
みずぶくれ、かさぶた形成、痛みによる不快感、術後の赤み、腫れ、あざ、出血、熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着など。またごく稀に治療箇所の色が周囲の色に比べて一過性に明るくなる、又は暗くなる可能性があります。

村松 英之 医師 コメント

本患者は20代の男性の方です。
右頬のフェイスラインに生じたケロイドがなかなか改善しないことを主訴に当院を受診されました。これまで複数の医療機関で治療を受けており、3年前から手術を行っては再発を繰り返し、その後は光治療を中心とした治療も受けていたと伺っています。
若年男性では、ニキビを契機としてフェイスラインにケロイドが形成されるケースが少なくありません。特に顔面のケロイドは、張力や炎症の影響を受けやすく、手術による治療は再発リスクが高いため慎重な判断が必要となります。当院でも症例を選んで手術を行うことはありますが、十分な適応判断が重要と考えています。
本患者様は、赤みの改善を目的としてルメッカなどの光治療を受けていましたが、ケロイドに対する光治療は色調を一時的に薄くする効果はあっても、病変そのものの進行を抑える治療ではないと考えています。そのため、再発や改善不十分な経過につながっていた可能性があります。
診察時には、フェイスラインに赤みと硬さを伴う活動性のケロイドを認めました。治療方針として、まずは炎症と増殖を抑えることを最優先とし、エクラープラスターの貼付およびケナコルト注射を再導入しました。加えて、赤みと血管成分の改善を目的にロングパルスNd:YAGレーザーを併用し、さらに張力軽減と再発予防の観点からボトックス注射も行っています。
治療初回から、赤みと張り感の改善が認められ、患者様ご本人からも「明らかに変化を感じる」との評価が得られました。今後は、約1年を目安にレーザー治療を継続し、ケロイドの活動性を抑えながら、安定した状態へ導く方針としています。
顔面ケロイドでは、安易な手術や光治療に頼らず、炎症制御を軸とした段階的治療が重要であり、本症例はその有効性を示す一例と考えられます。