上口唇瘢痕 - きずときずあとのクリニック 豊洲院

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上口唇瘢痕

怪我や事故などの傷跡部位:顔受傷時期:6カ月以内状態:赤み
初診 治療2回目 現在治療中
自動車事故による顔面裂創に対し、受傷早期から湿潤療法を行い、上皮化後にPOTENZA®を導入。瘢痕の肥厚と赤みを抑え、質感の良好な治癒が得られました。

治療内容

病名

上口唇瘢痕

治療内容

POTENZA

治療期間・回数

132日・4回
施術の価格
¥158,400
リスク・副作用
みずぶくれ、かさぶた形成、痛みによる不快感、術後の赤み、腫れ、あざ、出血、熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着など。またごく稀に治療箇所の色が周囲の色に比べて一過性に明るくなる、又は暗くなる可能性があります。

村松 英之 医師 コメント

30代女女性。自動車事故により顔面に裂創を受傷し、当院を受診されました。受傷直後から「できるだけ傷跡をきれいに治したい」との希望があり、初診時より瘢痕形成の最小化を目的とした早期治療を開始しました。創部は清潔で感染兆候を認めず、一次縫合が不要な浅い損傷であったため、ハイドロコロイド製剤による湿潤環境の維持と、フィブラトスプレーによる肉芽形成促進を組み合わせました。これにより上皮化を早期に誘導し、乾燥や二次感染を防止しました。
受傷後約2か月の時点で上皮化は完了し、炎症後紅斑が主体の瘢痕へと移行していました。この段階で、**POTENZA®(マイクロニードルRF)**治療を導入しました。POTENZAは微細針による機械的刺激と高周波エネルギーによって真皮リモデリングを促し、線維芽細胞活性化と血管新生抑制を同時に行うことができます。そのため、早期からのPOTENZA治療は瘢痕の肥厚化(肥厚性瘢痕)を予防し、赤みを軽減する効果が期待されます。
また、POTENZAは真皮深層への熱刺激によりコラーゲン再構築を促進し、皮膚の滑らかさと質感を早期に改善することが知られています。本症例でも、熱エネルギーを皮下深部に適度に届けることで線維化反応をコントロールし、結果として瘢痕の盛り上がりや硬化を最小限に抑えることができました。
外傷後の瘢痕形成は、初期治療の質によって予後が大きく変わります。今回のように受傷早期から湿潤環境と再生医療的アプローチ(POTENZA)を併用することで、審美的にも非常に良好な結果が得られました。今後も経過を観察し、皮膚色調の安定と質感改善を目的に継続的なスキンリモデリングを行っていく予定です。