左大腿内側肥厚性瘢痕 - きずときずあとのクリニック 豊洲院

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左大腿内側肥厚性瘢痕

美容外科術後傷跡部位:臀部・足受傷時期:6カ月以内状態:赤み
初診 治療4回目 現在治療中
脱毛によるやけど後、切除術後に残った大腿内側の肥厚性瘢痕に対し、炎症抑制目的でPOTENZA®を4回施行。赤みと硬さが改善し、炎症は終息傾向となりました。

治療内容

病名

左大腿内側肥厚性瘢痕

治療内容

POTENZA

治療期間・回数

130日・4回
施術の価格
¥223,200
リスク・副作用
みずぶくれ、かさぶた形成、痛みによる不快感、術後の赤み、腫れ、あざ、出血、熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着など。またごく稀に治療箇所の色が周囲の色に比べて一過性に明るくなる、又は暗くなる可能性があります。

村松 英之 医師 コメント

20代女性。エステサロンでの脱毛施術中に熱傷を受傷し、その後に生じた大腿内側上部の瘢痕を主訴に来院されました。初期治療として他院形成外科で**瘢痕切除術(瘢痕形成術)が行われ、創部は縫合閉鎖されましたが、術後7〜8か月の時点で赤みと硬さを伴う肥厚性瘢痕(non-keloid hypertrophic scar)**となり、当院を受診されました。
既往にケロイド体質はなく、瘢痕の形態や発症時期からみても、体質性ケロイドではなく炎症反応の持続による肥厚性瘢痕と判断しました。瘢痕は鮮紅色で軽度の膨隆を伴い、特に中央部に硬さを認めました。炎症活動期にあることから、線維芽細胞の過剰反応を抑え、硬さと赤みを軽減する目的で**POTENZA®(マイクロニードルRF)**治療を選択しました。
POTENZAは微細針を介して高周波エネルギーを真皮層に均一に照射し、線維芽細胞活性を制御しながら新しいコラーゲンリモデリングを促します。特に炎症性肥厚瘢痕に対しては、熱刺激による血管新生抑制と線維化抑制効果があり、瘢痕の軟化と赤みの軽減が期待できます。本症例では4回の治療を行い、施術ごとに瘢痕の硬さが減少し、赤みも淡くなっていきました。現在は瘢痕辺縁から徐々に白色化が進み、炎症の終息傾向を示しています。
POTENZAはロングパルスNd:YAGレーザーやフラクショナルレーザーに比べ、炎症抑制効果が高く、瘢痕活動期の早期介入に有用です。特に本症例のように熱傷由来の瘢痕では、皮膚の深層にまで及ぶ線維化が起きやすく、RFによる深部加熱治療が奏功します。
本症例では、4回の施術を経て瘢痕の赤みと硬さが明らかに改善し、現在は治療をいったん終了し経過観察中です。炎症活動が完全に落ち着けば、今後は質感と色調の最終調整を目的にロングパルスNd:YAGレーザーを併用する可能性もあります。