豊胸後瘢痕 - きずときずあとのクリニック 豊洲院

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豊胸後瘢痕

美容外科術後傷跡部位:胸・腹・背中受傷時期:1年状態:黒み
初診 治療4回目 現在治療中
初診 治療4回目 現在治療中
豊胸術後に生じた腋窩の肥厚性瘢痕に対し、ロングパルスNd:YAGレーザーを中心に、フラクショナルレーザー、ケナコルト注射、エクラープラスターを併用。赤みと隆起が改善し、自然な質感へ近づきました。

治療内容

病名

左腋窩 胸部 ケロイド

治療内容

ロングパルスNd:YAGレーザー、フラクショナルレーザー

治療期間・回数

112日・4回
施術の価格
¥73,500
リスク・副作用
みずぶくれ、かさぶた形成、痛みによる不快感、術後の赤み、腫れ、あざ、出血、熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着など。またごく稀に治療箇所の色が周囲の色に比べて一過性に明るくなる、又は暗くなる可能性があります。

村松 英之 医師 コメント

28歳女性。豊胸術後に生じた左腋窩部の肥厚性瘢痕を主訴に来院されました。手術は約1年前に他院で行われており、腋窩切開によるアプローチでシリコンインプラントを挿入されたとのことです。腋窩部の創部は線状に赤く盛り上がっており、軽度の疼痛とつっぱり感を伴っていました。臨床的に**肥厚性瘢痕(hypertrophic scar)**と診断しました。
腋窩は皮膚の動きが大きく、さらに汗腺や皮脂腺が多いため、術後感染や炎症が生じやすい部位です。豊胸術後の腋窩瘢痕は、張力と炎症の両方の影響を受けやすく、ケロイド体質でなくとも肥厚化することがあります。また、下着や腕の動作による摩擦・圧迫が持続的に加わることで、炎症が遷延しやすい点も特徴です。
本症例に対しては、まず炎症の制御と赤みの軽減を目的にロングパルスNd:YAGレーザーを中心とした治療を行いました。Nd:YAGレーザーは真皮内の拡張毛細血管に作用し、瘢痕内の血流と炎症性サイトカインの発現を抑制することで、赤みと硬さを緩和します。さらに、フラクショナルレーザーを併用して皮膚表面のリモデリングを促進し、質感と柔軟性の改善を図りました。
瘢痕の盛り上がりが強い部位には、ケナコルト注射を局所的に併用し、線維芽細胞の過剰増殖を抑制しています。また、治療間の期間には**エクラープラスター(ステロイド貼付剤)**を用いて炎症反応を穏やかに維持するよう指導しました。これらを組み合わせることで、瘢痕の隆起を徐々に平坦化させ、赤みの減退とともに質感も自然な皮膚に近づいています。
豊胸術後の腋窩瘢痕は、張力・発汗・摩擦といった環境要因が複雑に関与するため、単一治療では限界があります。レーザー・注射・外用を組み合わせた包括的治療戦略によって、より良好な審美的結果を得ることができます。本症例でも、今後も経過を観察しながら再発防止と長期的な安定化を目指して治療を継続していく予定です。