眉毛上部皮膚切開後成熟瘢痕 - きずときずあとのクリニック 豊洲院

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眉毛上部皮膚切開後成熟瘢痕

美容外科術後傷跡部位:顔受傷時期:3年以上前状態:白い
初診 治療3回目 現在治療中
眉上切開術後の白色で平坦な瘢痕に対し、まずフラクショナルレーザーで質感を調整し、今後は色調差改善を目的にアートメイクを予定しています。

治療内容

病名

眉毛上部瘢痕

治療内容

アートメイク

治療期間・回数

92日・3回
施術の価格
¥179,000
リスク・副作用
みずぶくれ、かさぶた形成、痛みによる不快感、術後の赤み、腫れ、あざ、出血、熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着など。またごく稀に治療箇所の色が周囲の色に比べて一過性に明るくなる、又は暗くなる可能性があります。

村松 英之 医師 コメント

30代女性。眉毛上部の皮膚切除(いわゆる眉上切開術)後の瘢痕を主訴に当院を受診されました。眉上切開術は、上まぶたの開きを改善し目元を明るく見せる目的や、額を狭く見せる美容的効果を狙って行われる形成術の一つです。一般的には安全で、ケロイドや肥厚性瘢痕を生じることは稀ですが、**白色瘢痕(hypopigmented scar)**として目立つことが課題となる場合があります。
本症例も、眉毛上縁に沿って約6cmの線状瘢痕を認め、平坦で炎症反応はないものの、周囲皮膚との色調差によって視覚的に目立つ状態でした。術創はデザイン上、眉毛の生え際に沿って配置されていましたが、個人差により眉毛の密度や毛流方向の違いから、完全に隠しきれないケースがあります。特に白い瘢痕はメラニンが欠損しており、自然な再着色は困難です。
治療方針として、まずフラクショナルレーザーによる皮膚リモデリングを検討しました。微細な熱刺激を与えることで瘢痕部の凹凸を滑らかにし、光の反射を分散させて“ぼかし効果”を得ることができます。ただし、本症例のように完全に平坦で色素欠損が主体の瘢痕では、フラクショナルレーザー単独では十分な改善が得られないこともあります。
そのため、より審美的な改善を目的として**アートメイク(医療用色素注入法)**を提案しました。アートメイクは、瘢痕部分に眉毛と近似した色調の色素を微細針で注入し、周囲と自然に馴染ませることでカモフラージュ効果を得る方法です。特に白く平坦な瘢痕に対しては、最も実用的かつ自然な改善法といえます。施術は複数回(通常2〜3回)行うことで色素の定着を高め、色調の安定を図ります。
本症例では、瘢痕が成熟しており、アートメイク適応として最も良い時期でした。施術後は日常生活上も目立ちにくくなり、審美的満足度の向上が期待されます。今後は色素の定着を確認しながら、必要に応じてフラクショナルレーザーによる質感調整を併用していく予定です。