両側口角未成熟瘢痕 - きずときずあとのクリニック 豊洲院

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両側口角未成熟瘢痕

美容外科術後傷跡部位:顔受傷時期:6カ月以内状態:赤み
初診 治療3回目 現在治療中
外側人中短縮術後に残った上口唇外側の肥厚性瘢痕に対し、炎症抑制と平坦化を目的にPOTENZA®を選択。赤みと盛り上がりが改善し、自然な唇縁へ近づいています。

治療内容

病名

両側口角瘢痕

治療内容

POTENZA

治療期間・回数

134日・3回
施術の価格
¥178,560
リスク・副作用
みずぶくれ、かさぶた形成、痛みによる不快感、術後の赤み、腫れ、あざ、出血、熱傷、発疹、瘢痕、軽い出血、色素脱失、色素沈着など。またごく稀に治療箇所の色が周囲の色に比べて一過性に明るくなる、又は暗くなる可能性があります。

村松 英之 医師 コメント

30代女性。外側人中短縮術(lateral philtrum shortening)後の瘢痕を主訴に当院を受診されました。本術式は、上口唇の両外側部において、赤唇と白唇の境界(vermillion border)に沿って皮膚を切除し、外側から人中を短く見せる効果を狙う方法です。鼻下全体を短縮する中央人中短縮術と異なり、外側のデザインでは口角から上口唇にかけての審美的ラインの変化を目的とします。
診察時、上口唇外側部の赤唇縁に沿って長さ約1.5cmの線状瘢痕を認め、発赤と軽度の盛り上がりを伴っていました。触診上は柔らかく、ケロイド性ではなく**肥厚性瘢痕(non-keloid hypertrophic scar)**と判断しました。上口唇の皮膚は血流が豊富で炎症が長引きやすく、また口の動きによる張力が加わるため、この部位は肥厚性瘢痕が生じやすいことが知られています。本症例でも炎症活動期にあり、赤みとわずかな膨隆が残存していました。そうするとまるで唇が厚くなった様に見えます
治療方針として、まず炎症抑制と瘢痕の軟化を目的にPOTENZA®(マイクロニードルRF)を選択しました。POTENZAは微細針を通して真皮層に高周波エネルギーを照射し、線維芽細胞の過剰な活性を抑制すると同時に、皮膚のリモデリングを促進します。特に口唇周囲のように皮膚が薄く、毛細血管拡張を伴う瘢痕では、RFの熱作用により赤みの減少と瘢痕の平坦化が得られることが多く報告されています。
治療は4〜6週間間隔で計4回を目安に実施予定とし、初回照射後から徐々に赤みの減少が見られています。炎症が収束し、瘢痕が白色の成熟瘢痕へ移行することで、唇縁の厚みや形状の不自然さも軽減され、より自然な輪郭に近づいていくことが期待されます。
外側人中短縮術後は、動きや張力が強くかかるため、肥厚性瘢痕予防として早期の炎症コントロールが重要です。本症例は、POTENZAによる炎症抑制とリモデリング治療が奏功しており、審美的な改善を認めつつ経過観察中です。