経過観察 症例集 – きずときずあとのクリニック 豊洲院
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経過観察 症例集
経過観察 症例集
当院で治療中の経過写真を公開
原因
美容外科術後傷跡
怪我や事故などの傷跡
リストカット跡
部位
顔
腕・腋
胸・腹・背中
臀部・足
受傷時期
6ヶ月以内
1年
2年
3年以上前
状態
赤み
黒み
白い
凹み
盛り上がり
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48件の症例があります
症例写真一覧
初診
治療3回目 現在治療中
左下顎ケロイド
怪我や事故などの傷跡
部位:顔
受傷時期:1年
状態:赤み
切除後に再発した下顎部ケロイドに対し、ロングパルスNd:YAGレーザーとボトックスを併用。炎症と張力を抑え、硬さと赤みが軽減し平坦化が進みました。
20代男性。左下顎のフェイスライン部にケロイドを認めました。2年前に近医皮膚科でケロイド切除術を受け、その後に再発したとのことでした。ケロイドは本来、単純な切除のみでは高率に再発するため、術後の再発予防を目的とした長期的管理が重要です。手術時期の選択、創部の緊張コントロール、術後治療(放射線療法や薬物療法)の適応を適切に判断しなければ、再発リスクは高いままとなります。
本症例では、他院でケナコルト注射およびステロイド含有貼付剤(エクラープラスター)による治療を継続していましたが、十分な改善が得られなかったため、さらなる治療を希望して当院を受診されました。診察時、ケロイドは硬さが軽度で、赤みを伴う平坦化傾向の病変であり、炎症活動は比較的落ち着いていました。
当院では、まずロングパルスNd:YAGレーザーとボトックス(A型ボツリヌス毒素)注射を併用する治療を行いました。Nd:YAGレーザーは真皮内の血管新生と炎症反応を抑制し、赤みの軽減と線維芽細胞活動の制御を目的とします。一方、ボトックスは局所の筋緊張と皮膚牽引を軽減し、創部への機械的ストレスを緩和することで、再肥厚の予防に寄与します。
この併用により、ケロイドの硬さが徐々に減少し、平坦化が進みました。炎症が軽度である段階では、ステロイド注射や貼付剤の使用を段階的に減量し、レーザーとボトックス中心の治療に移行することが有効です。残存する赤みは引き続きNd:YAGレーザー照射を根気強く継続することで、審美的改善が期待されます。
ケロイド治療は単一の方法では完結せず、炎症制御・張力緩和・線維化抑制の三方向からアプローチする必要があります。本症例はその好例であり、今後も経過を観察しながら再発防止を目的に段階的治療を継続していく予定です。
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初診
治療3回目 現在治療中
両側鼠径部脂肪吸引後 肥厚性瘢痕、左手背母斑除去後色素異常を伴う瘢痕
美容外科術後傷跡
部位:腕・腋
受傷時期:1年
状態:赤み
脂肪吸引後に生じた両下肢の肥厚性瘢痕に対し、炎症抑制を目的にロングパルスNd:YAGレーザー、エクラープラスター、ケナコルトを併用。3回で赤みと硬さが大きく改善しました。
この患者様は20歳の女性で、両下肢に脂肪吸引を受けられた後、対称的に赤みと硬さを伴う肥厚性瘢痕が残存していました。受傷(術後)から約8ヶ月の状態で来院され、まだ炎症が持続している時期でした。瘢痕は軽度に隆起し、周囲皮膚との色調差が明瞭で、見た目にも目立つ状態でした。脂肪吸引後の瘢痕は、吸引管の出入口に生じる線状瘢痕が多く、張力や摩擦の影響で炎症が長引くことがあります。特に若年女性では、創傷治癒反応が活発なため、瘢痕の肥厚や赤みが強く出やすい傾向があります。本症例では、まず炎症の沈静化を最優先に、ロングパルスNd:YAGレーザー治療を開始しました。このレーザーは真皮深層の拡張血管を選択的に照射し、瘢痕内部の血流を抑制することで炎症性の赤みと隆起を軽減します。あわせて、ステロイドのテープ(エクラープラスター)およびケナコルト注射を併用し、炎症反応と線維化をさらに抑える治療を行いました。これらの併用により、治療開始から3回の施術で赤みと硬さが著明に改善し、患者様ご本人も「ほとんど気にならなくなった」と話されています。その後は経過観察のみで終了となりました。脂肪吸引後の瘢痕は部位によっては長期化することもありますが、早期に適切な炎症抑制とレーザー治療を行うことで、短期間で自然な皮膚質感に戻すことが可能です。
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初診
治療4回目 現在治療中
両頬母斑除去後肥厚性瘢痕
美容外科術後傷跡
部位:顔
受傷時期:6カ月以内
状態:黒み
電気メスによるほくろ除去後に残った赤みと陥凹に対し、外用で経過観察後、ポテンザを4回施行。炎症を抑えつつ真皮再生を促し、赤みと凹みの改善が得られました。
この患者様は30代の男性で、両頬に存在したほくろを他院にて電気メスで切除された後、赤みと凹みが残った状態で来院されました。電気メスによる除去は止血性に優れる一方で、熱による組織損傷が大きく、術後に炎症や色素沈着、陥凹瘢痕を残すことが少なくありません。本症例では、除去部位が黒く変色していたため、初期は外用治療(エンビロンによるスキンリモデリング)で皮膚の再生を促しつつ経過観察を行いました。3ヶ月後、赤みと軽度の陥凹が持続していたため、創部の慢性炎症と真皮の線維化が進んでいると判断し、ポテンザ(マイクロニードルRF)による治療を開始しました。ポテンザは真皮層に微細な針を刺入し、高周波エネルギーを照射することで炎症を鎮静化しながらコラーゲン再生を誘導する治療法です。特に赤みが残る瘢痕では、過剰な血流や毛細血管拡張を抑えることで、治癒を正常な方向に導く効果が期待できます。また、陥凹に対しても真皮の再構築が進むことで、肌表面の滑らかさが徐々に回復します。本症例では、1ヶ月間隔で4回のポテンザ治療を行い、赤みの軽減と凹みの改善が得られました。患者様からも「見た目が落ち着き、気にならなくなった」との声をいただいています。電気メスによる瘢痕は時間が経過しても赤みや硬さが残る場合がありますが、ポテンザを用いた早期の炎症コントロールと再生誘導が有効な選択肢となります。
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初診
治療4回目 現在治療中
両鼠径部色素沈着
美容外科術後傷跡
部位:臀部・足
受傷時期:6カ月以内
状態:黒み
30歳女性の脂肪吸引術後に生じた鼠径部の炎症後色素沈着に対し、ロングパルスNd:YAGレーザーとIPLを併用。多層的に色素に作用させ、色調の改善と均一化を図りました。
30歳女性。両鼠径部の脂肪吸引術後に生じた色素沈着を主訴に来院されました。術後約3か月の時点で、吸引部皮膚の炎症後色素沈着(post-inflammatory hyperpigmentation, PIH)が明瞭で、特に下着の接触部に沿って帯状の褐色調変化を認めました。鼠径部は解剖学的に皮膚が薄く、かつ日常的に摩擦や圧迫が加わりやすいため、脂肪吸引後の炎症反応が長引き、メラニン沈着として残存しやすい部位です。
診察時、肥厚性瘢痕や硬結は認めず、色素沈着主体の瘢痕変化であったため、外科的治療は適応外と判断しました。治療方針としては、**ロングパルスNd:YAGレーザー(1064 nm)**による深部メラニンへの選択的照射と、**IPL(Intense Pulsed Light)**による表層色素と血管拡張の改善を目的とした併用治療を選択しました。Nd:YAGレーザーは真皮層まで到達し、炎症後に沈着した深在性メラニンに対して穏やかに作用します。一方、IPLは波長帯の広い光エネルギーにより表皮の浅い色素や赤みを同時に改善し、肌全体のトーンを整える効果があります。
両者を交互に照射することで、色素の深さに応じた多層的治療が可能となり、単独治療に比べて改善速度が向上する傾向にあります。施術間隔は3〜4週間とし、炎症反応や再沈着を避けるため、照射強度は初期には控えめに設定しました。治療中は遮光・保湿を徹底し、メラニン再活性化の予防も並行して指導しました。
脂肪吸引後の色素沈着は比較的頻度の高い合併症ですが、早期に適切なレーザー・光治療を行うことで、色調の改善と質感の均一化が期待できます。今後も経過を観察しながら、肌状態に応じて照射間隔やパラメータを調整していく予定です。
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初診
治療3回目 現在治療中
左上口唇瘢痕
怪我や事故などの傷跡
部位:顔
受傷時期:6カ月以内
状態:盛り上がり
唇外傷後に残った白く盛り上がる成熟瘢痕に対し、フラクショナルレーザーを段階的に照射。5回の治療で隆起が軽減し、滑らかな質感へ改善しました。
この患者様は20歳の女性で、1年前に唇部を外傷された後、白く盛り上がった成熟瘢痕が残存していました。赤みはほとんど消退し、炎症は沈静しているものの、瘢痕部はやや硬く、白色に浮き上がったように見える状態でした。唇やその周囲は表情筋の動きが大きく、また皮膚と粘膜が連続している特殊な部位のため、創傷治癒の過程で瘢痕が肥厚しやすく、質感や色調の不均一が目立ちやすい傾向にあります。本症例では、瘢痕の隆起と硬さを軽減し、皮膚表面の滑らかさを取り戻す目的で、フラクショナルレーザー治療を提案しました。フラクショナルレーザーは皮膚表面に多数の微細な照射孔を開け、真皮層の線維化組織を徐々に分解しながら、新しいコラーゲンの再生を促す治療法です。盛り上がった瘢痕に対して段階的に出力を上げながら照射を重ねることで、自然な平坦化を図ります。色素沈着などの副反応を避けるため、初期は低出力で開始し、皮膚反応を確認しながら徐々に調整していきました。治療は約1ヶ月間隔で5回実施し、経過とともに隆起が目立たなくなり、肌表面の滑らかさが回復しました。患者様からは「化粧がしやすくなった」「光の反射が自然になった」との声をいただいています。唇周囲の瘢痕治療は慎重な照射管理が必要ですが、適切なエネルギーコントロールにより、自然で美しい仕上がりを得ることが可能です。
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初診
治療7回目 現在治療中
胸部ニキビ後ケロイド
怪我や事故などの傷跡
部位:胸・腹・背中
受傷時期:3年以上前
状態:盛り上がり
胸部ニキビ跡のケロイドに対し、計画的にロングパルスNd:YAGレーザー、注射、在宅ケアを継続。1年で赤み・隆起・症状が大幅に改善しました。
この患者様は24歳の男性で、胸部のニキビ跡に生じたケロイドを主訴に来院されました。発症から数年経過しており、赤みや隆起に加えて痛み・かゆみも強く、既往として不定期にステロイド注射やエクラープラスターを使用されていましたが、効果が一時的で再燃を繰り返していました。ケロイド体質が明確であるため、断続的な治療では改善が難しく、計画的かつ持続的な治療プログラムを設定しました。初期には炎症を鎮静させる目的でロングパルスNd:YAGレーザーを中心に施行し、必要に応じてケナコルト注射を併用しました。また、筋緊張と張力の緩和を目的にボトックス注射を行い、自宅では毎日エクラープラスターを貼るよう指導しました。治療を毎月継続することで、まず痛みと痒みが軽減し、続いて硬さが徐々に改善。1年経過時点では赤みと隆起が大幅に減少し、外観・自覚症状ともに良好な経過を示しました。ケロイド治療は時間と根気を要しますが、継続的なレーザー照射と在宅ケアの併用が改善の鍵となります。現在も再発防止を目的にメンテナンス治療を継続しています。
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初診
治療4回目 現在治療中
下顎母斑除去後成熟瘢痕
美容外科術後傷跡
部位:顔
受傷時期:3年以上前
状態:凹み
20年前のほくろ除去後に残った顎の陥凹性瘢痕に対し、ポテンザとヒアルロン酸を併用。構造補正と再生を同時に行い、凹みはほぼ平坦化し自然な肌質となりました。
この患者様は20年前に顎のほくろ除去を受けられた後、皮膚の凹みが残ったため来院されました。前医にてフラクショナルレーザー治療を複数回行われていましたが、効果が得られず、さらに凹みが強調された印象があったとのことです。陥凹性瘢痕に対しては、レーザー単独治療では限界があり、真皮深層の支持組織や線維癒着を改善するアプローチが必要です。当院では、ポテンザ(マイクロニードルRF)とヒアルロン酸注入の併用療法を提案しました。ポテンザは皮下に微細な針を刺入して高周波エネルギーを照射することで、創傷治癒反応を誘発し、新しいコラーゲンの生成を促します。一方、ヒアルロン酸は物理的なボリューム補正に加え、注入部位でコラーゲン産生を刺激する働きがあります。両者を組み合わせることで、構造的な補正と再生的な改善を同時に狙うことができます。4回のポテンザ治療とヒアルロン酸1回の併用で、陥凹はほぼ平坦化し、自然な肌質に近づきました。患者様も「凹みが気にならなくなった」と満足されています。再陥凹のリスクは極めて低く、長期経過でも安定した結果が得られています。
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初診
治療5回目 現在治療中
左右豊胸後肥厚性瘢痕
美容外科術後傷跡
部位:胸・腹・背中
受傷時期:1年
状態:赤み
術後1年半後の赤みと凸凹を伴う瘢痕に対し、赤と黒の色素改善を目的にロングパルスNd:YAGレーザーとIPLを併用し、さらにフラクショナルレーザーで軽度の凸凹を改善しました。
術後1年半後で赤みと凸凹の残る瘢痕に対してです、このかたの一番の問題は色素です、色素は赤と黒の両方、つまり毛細血管拡張とメラニン沈着の両方を認めました、ですので、両方に効果的なロングパルスNd:YAGレーザーとIPLの両者を併用しました、この二つのコンビネーションは美容外科術後のまだ時間のあまり立っていない瘢痕の色素を薄くするには効果的だと経験しています、さらによくなってきたところで、すこしでこぼこが気になるとの訴えがありましたので、そこからフラクショナルレーザーを行い、軽度なでこぼこを改善させることを行いました、つまり3種類のレーザーでコンビネーション治療を行い、全体的にたいらな色の薄い傷跡を目指しています。
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本症例では、他院でケナコルト注射およびステロイド含有貼付剤(エクラープラスター)による治療を継続していましたが、十分な改善が得られなかったため、さらなる治療を希望して当院を受診されました。診察時、ケロイドは硬さが軽度で、赤みを伴う平坦化傾向の病変であり、炎症活動は比較的落ち着いていました。
当院では、まずロングパルスNd:YAGレーザーとボトックス(A型ボツリヌス毒素)注射を併用する治療を行いました。Nd:YAGレーザーは真皮内の血管新生と炎症反応を抑制し、赤みの軽減と線維芽細胞活動の制御を目的とします。一方、ボトックスは局所の筋緊張と皮膚牽引を軽減し、創部への機械的ストレスを緩和することで、再肥厚の予防に寄与します。
この併用により、ケロイドの硬さが徐々に減少し、平坦化が進みました。炎症が軽度である段階では、ステロイド注射や貼付剤の使用を段階的に減量し、レーザーとボトックス中心の治療に移行することが有効です。残存する赤みは引き続きNd:YAGレーザー照射を根気強く継続することで、審美的改善が期待されます。
ケロイド治療は単一の方法では完結せず、炎症制御・張力緩和・線維化抑制の三方向からアプローチする必要があります。本症例はその好例であり、今後も経過を観察しながら再発防止を目的に段階的治療を継続していく予定です。