経過観察 症例集 – きずときずあとのクリニック 豊洲院

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経過観察 症例集

当院で治療中の経過写真を公開

症例写真一覧

初診 治療4回目 現在治療中

左頸部母斑切除後 肥厚性瘢痕

美容外科術後傷跡部位:顔受傷時期:6カ月以内状態:赤み
赤みと軽い硬さがあり肥厚性瘢痕と判断しました。炎症が残りやすい部位のため、早期に炎症と硬さを抑える目的で、針・熱・薬剤を併用できるPOTENZA®が有効と考えました。
これは赤みがメインですが、触るとすこし硬さがあるので肥厚性瘢痕と判断しました、まだ治療してから時期は短いのですが炎症はある程度残っていて、動く部分でもありますしこのままだと結構長い期間肥厚性瘢痕は残ると判断しました、そこで早めにこの赤みや硬さ、つまり炎症を抑えるためにはPOTENZA®が良いと判断しました、ポテンザは特徴として、針を刺すこと、熱を入れること、薬剤を入れることがありますが、この3つとも肥厚性瘢痕には効果的です、特に薬剤としてマックームというものがありますが、これが肥厚性瘢痕の原因となる線維芽細胞の炎症を抑えてくれます、なのでポテンザは他のレーザーよりも効果的で早いのだと考えています。
初診 治療4回目 現在治療中

左肩ケロイド肥厚性瘢痕

美容外科術後傷跡部位:腕・腋受傷時期:2年状態:赤み
肩のホクロ除去後に生じた肥厚性瘢痕に対し、炎症抑制目的でエクラープラスターを使用し、赤みと隆起改善のためロングパルスNd:YAGレーザーを併用予定としました。
20代女性。左肩部のホクロ除去後の瘢痕を主訴に当院を受診されました。本人の話では、美容外科で他の手術を受けている際に「ついでに肩のホクロも取ってください」と依頼し、全身麻酔中に同部の処置が行われたとのことです。施術方法についての説明は十分に受けておらず、術後経過から推察すると炭酸ガスレーザー(CO₂レーザー)による焼灼が行われた可能性が高いと考えられました。
診察時、左肩部に直径約5mmの赤みと軽度の隆起を伴う瘢痕を認め、触診上もやや硬さを有していました。**肥厚性瘢痕(non-keloid hypertrophic scar)**と診断しました。肩や上腕部は張力が強く、日常動作により皮膚の引きつれが起きやすいため、ホクロ除去後の瘢痕が肥厚化する頻度が非常に高い部位です。特に炭酸ガスレーザーによる母斑除去は、熱損傷により真皮層の炎症が長引き、線維化が促進されるため、肥厚性瘢痕化はほぼ必発といっても過言ではありません。
本症例では、まず炎症を鎮静させる目的で**エクラープラスター(ステロイド貼付剤)**を使用しました。ステロイドの抗炎症作用により線維芽細胞の過剰増殖を抑制し、瘢痕の盛り上がりと硬さを軽減します。加えて、赤みと血流を抑制し、瘢痕組織の安定化を図るため、ロングパルスNd:YAGレーザーによる治療を提案しました。必要に応じて、今後はフラクショナルレーザーを併用し、皮膚表面の滑らかさを整える計画です。
患者には、肩部の瘢痕は完治までに長期間(1〜2年程度)を要する可能性があること、また肥厚性瘢痕は完全に消失するわけではないが、赤みや硬さを最小限に抑え、目立ちにくくすることが治療の主目的であることを丁寧に説明しました。
本症例は、炭酸ガスレーザーによるホクロ除去後の肥厚性瘢痕形成の典型例であり、肩・上腕部の母斑除去における術前説明と術後ケアの重要性を改めて示すものでした。
初診 治療3回目 現在治療中

両側口角未成熟瘢痕

美容外科術後傷跡部位:顔受傷時期:6カ月以内状態:赤み
外側人中短縮術後に残った上口唇外側の肥厚性瘢痕に対し、炎症抑制と平坦化を目的にPOTENZA®を選択。赤みと盛り上がりが改善し、自然な唇縁へ近づいています。
30代女性。外側人中短縮術(lateral philtrum shortening)後の瘢痕を主訴に当院を受診されました。本術式は、上口唇の両外側部において、赤唇と白唇の境界(vermillion border)に沿って皮膚を切除し、外側から人中を短く見せる効果を狙う方法です。鼻下全体を短縮する中央人中短縮術と異なり、外側のデザインでは口角から上口唇にかけての審美的ラインの変化を目的とします。
診察時、上口唇外側部の赤唇縁に沿って長さ約1.5cmの線状瘢痕を認め、発赤と軽度の盛り上がりを伴っていました。触診上は柔らかく、ケロイド性ではなく**肥厚性瘢痕(non-keloid hypertrophic scar)**と判断しました。上口唇の皮膚は血流が豊富で炎症が長引きやすく、また口の動きによる張力が加わるため、この部位は肥厚性瘢痕が生じやすいことが知られています。本症例でも炎症活動期にあり、赤みとわずかな膨隆が残存していました。そうするとまるで唇が厚くなった様に見えます
治療方針として、まず炎症抑制と瘢痕の軟化を目的にPOTENZA®(マイクロニードルRF)を選択しました。POTENZAは微細針を通して真皮層に高周波エネルギーを照射し、線維芽細胞の過剰な活性を抑制すると同時に、皮膚のリモデリングを促進します。特に口唇周囲のように皮膚が薄く、毛細血管拡張を伴う瘢痕では、RFの熱作用により赤みの減少と瘢痕の平坦化が得られることが多く報告されています。
治療は4〜6週間間隔で計4回を目安に実施予定とし、初回照射後から徐々に赤みの減少が見られています。炎症が収束し、瘢痕が白色の成熟瘢痕へ移行することで、唇縁の厚みや形状の不自然さも軽減され、より自然な輪郭に近づいていくことが期待されます。
外側人中短縮術後は、動きや張力が強くかかるため、肥厚性瘢痕予防として早期の炎症コントロールが重要です。本症例は、POTENZAによる炎症抑制とリモデリング治療が奏功しており、審美的な改善を認めつつ経過観察中です。
初診 治療3回目 現在治療中

眉毛上部皮膚切開後成熟瘢痕

美容外科術後傷跡部位:顔受傷時期:3年以上前状態:白い
眉上切開術後の白色で平坦な瘢痕に対し、まずフラクショナルレーザーで質感を調整し、今後は色調差改善を目的にアートメイクを予定しています。
30代女性。眉毛上部の皮膚切除(いわゆる眉上切開術)後の瘢痕を主訴に当院を受診されました。眉上切開術は、上まぶたの開きを改善し目元を明るく見せる目的や、額を狭く見せる美容的効果を狙って行われる形成術の一つです。一般的には安全で、ケロイドや肥厚性瘢痕を生じることは稀ですが、**白色瘢痕(hypopigmented scar)**として目立つことが課題となる場合があります。
本症例も、眉毛上縁に沿って約6cmの線状瘢痕を認め、平坦で炎症反応はないものの、周囲皮膚との色調差によって視覚的に目立つ状態でした。術創はデザイン上、眉毛の生え際に沿って配置されていましたが、個人差により眉毛の密度や毛流方向の違いから、完全に隠しきれないケースがあります。特に白い瘢痕はメラニンが欠損しており、自然な再着色は困難です。
治療方針として、まずフラクショナルレーザーによる皮膚リモデリングを検討しました。微細な熱刺激を与えることで瘢痕部の凹凸を滑らかにし、光の反射を分散させて“ぼかし効果”を得ることができます。ただし、本症例のように完全に平坦で色素欠損が主体の瘢痕では、フラクショナルレーザー単独では十分な改善が得られないこともあります。
そのため、より審美的な改善を目的として**アートメイク(医療用色素注入法)**を提案しました。アートメイクは、瘢痕部分に眉毛と近似した色調の色素を微細針で注入し、周囲と自然に馴染ませることでカモフラージュ効果を得る方法です。特に白く平坦な瘢痕に対しては、最も実用的かつ自然な改善法といえます。施術は複数回(通常2〜3回)行うことで色素の定着を高め、色調の安定を図ります。
本症例では、瘢痕が成熟しており、アートメイク適応として最も良い時期でした。施術後は日常生活上も目立ちにくくなり、審美的満足度の向上が期待されます。今後は色素の定着を確認しながら、必要に応じてフラクショナルレーザーによる質感調整を併用していく予定です。
初診 治療2回目 現在治療中

鼻根部未成熟瘢痕

怪我や事故などの傷跡部位:顔受傷時期:6カ月以内状態:赤み
転倒後に鼻根部へ残った陥凹と赤みを伴う瘢痕に対し、POTENZA®で真皮リモデリングを実施。凹みがなだらかになり、質感の改善が得られました。
30代女性。転倒により顔面を強打し、**鼻根部(眉間下〜鼻背上部)**を受傷された症例です。受傷後に縫合は行われず自然治癒となりましたが、約2か月の経過で軽度の陥凹と赤みを伴う瘢痕が残存したため、当院を受診されました。
診察時、鼻根部中央に直径約5mm大の線状〜点状の瘢痕を認め、表面はやや凹み、周囲に淡い紅斑を伴っていました。硬結や肥厚はなく、瘢痕は**成熟過程にある陥凹性瘢痕(atrophic scar)**と判断しました。鼻根部は皮下組織が薄く、骨膜や軟骨に近接しているため、外傷時に皮下脂肪が損傷されると組織欠損が生じやすく、結果として平坦に治癒せず陥凹が残ることが多い部位です。
本症例に対しては、陥凹の改善と皮膚質感の均一化を目的に**POTENZA®(マイクロニードルRF)**治療を選択しました。POTENZAは微細な針を通して真皮層へ高周波エネルギーを照射し、コラーゲン新生と組織再構築を促進します。特に鼻根部のように皮膚が薄い部位では、熱エネルギーを深層へ的確に届けることで、凹みの底上げと赤みの軽減を同時に狙うことが可能です。
治療は約4〜6週間間隔で複数回行う方針とし、初回は低出力から開始しました。施術後数週間で凹みの輪郭がなだらかになり、皮膚表面のなめらかさが改善傾向を示しています。今後も皮膚の反応を観察しながら、徐々に出力を調整していく予定です。
鼻根部は顔の中心で目立ちやすく、わずかな陥凹や赤みでも印象に大きく影響します。本症例では、POTENZAによる真皮リモデリングが有効に作用し、自然な皮膚質感への回復が期待されています。最終的には必要に応じてフラクショナルレーザーを併用し、さらに滑らかな質感を目指して治療を継続していく予定です。
初診 治療4回目 現在治療中

左大腿内側肥厚性瘢痕

美容外科術後傷跡部位:臀部・足受傷時期:6カ月以内状態:赤み
脱毛によるやけど後、切除術後に残った大腿内側の肥厚性瘢痕に対し、炎症抑制目的でPOTENZA®を4回施行。赤みと硬さが改善し、炎症は終息傾向となりました。
20代女性。エステサロンでの脱毛施術中に熱傷を受傷し、その後に生じた大腿内側上部の瘢痕を主訴に来院されました。初期治療として他院形成外科で**瘢痕切除術(瘢痕形成術)が行われ、創部は縫合閉鎖されましたが、術後7〜8か月の時点で赤みと硬さを伴う肥厚性瘢痕(non-keloid hypertrophic scar)**となり、当院を受診されました。
既往にケロイド体質はなく、瘢痕の形態や発症時期からみても、体質性ケロイドではなく炎症反応の持続による肥厚性瘢痕と判断しました。瘢痕は鮮紅色で軽度の膨隆を伴い、特に中央部に硬さを認めました。炎症活動期にあることから、線維芽細胞の過剰反応を抑え、硬さと赤みを軽減する目的で**POTENZA®(マイクロニードルRF)**治療を選択しました。
POTENZAは微細針を介して高周波エネルギーを真皮層に均一に照射し、線維芽細胞活性を制御しながら新しいコラーゲンリモデリングを促します。特に炎症性肥厚瘢痕に対しては、熱刺激による血管新生抑制と線維化抑制効果があり、瘢痕の軟化と赤みの軽減が期待できます。本症例では4回の治療を行い、施術ごとに瘢痕の硬さが減少し、赤みも淡くなっていきました。現在は瘢痕辺縁から徐々に白色化が進み、炎症の終息傾向を示しています。
POTENZAはロングパルスNd:YAGレーザーやフラクショナルレーザーに比べ、炎症抑制効果が高く、瘢痕活動期の早期介入に有用です。特に本症例のように熱傷由来の瘢痕では、皮膚の深層にまで及ぶ線維化が起きやすく、RFによる深部加熱治療が奏功します。
本症例では、4回の施術を経て瘢痕の赤みと硬さが明らかに改善し、現在は治療をいったん終了し経過観察中です。炎症活動が完全に落ち着けば、今後は質感と色調の最終調整を目的にロングパルスNd:YAGレーザーを併用する可能性もあります。
初診 治療3回目 現在治療中

左下顎ケロイド

怪我や事故などの傷跡部位:顔受傷時期:1年状態:赤み
切除後に再発した下顎部ケロイドに対し、ロングパルスNd:YAGレーザーとボトックスを併用。炎症と張力を抑え、硬さと赤みが軽減し平坦化が進みました。
20代男性。左下顎のフェイスライン部にケロイドを認めました。2年前に近医皮膚科でケロイド切除術を受け、その後に再発したとのことでした。ケロイドは本来、単純な切除のみでは高率に再発するため、術後の再発予防を目的とした長期的管理が重要です。手術時期の選択、創部の緊張コントロール、術後治療(放射線療法や薬物療法)の適応を適切に判断しなければ、再発リスクは高いままとなります。
本症例では、他院でケナコルト注射およびステロイド含有貼付剤(エクラープラスター)による治療を継続していましたが、十分な改善が得られなかったため、さらなる治療を希望して当院を受診されました。診察時、ケロイドは硬さが軽度で、赤みを伴う平坦化傾向の病変であり、炎症活動は比較的落ち着いていました。
当院では、まずロングパルスNd:YAGレーザーとボトックス(A型ボツリヌス毒素)注射を併用する治療を行いました。Nd:YAGレーザーは真皮内の血管新生と炎症反応を抑制し、赤みの軽減と線維芽細胞活動の制御を目的とします。一方、ボトックスは局所の筋緊張と皮膚牽引を軽減し、創部への機械的ストレスを緩和することで、再肥厚の予防に寄与します。
この併用により、ケロイドの硬さが徐々に減少し、平坦化が進みました。炎症が軽度である段階では、ステロイド注射や貼付剤の使用を段階的に減量し、レーザーとボトックス中心の治療に移行することが有効です。残存する赤みは引き続きNd:YAGレーザー照射を根気強く継続することで、審美的改善が期待されます。
ケロイド治療は単一の方法では完結せず、炎症制御・張力緩和・線維化抑制の三方向からアプローチする必要があります。本症例はその好例であり、今後も経過を観察しながら再発防止を目的に段階的治療を継続していく予定です。
初診 治療1回 現在治療中

鼠径部脂肪吸引後瘢痕

美容外科術後傷跡部位:臀部・足受傷時期:6カ月以内状態:赤み
脂肪吸引後の鼠径部傷跡とテープかぶれに対し、炎症鎮静を目的にポテンザを選択。保湿中心のケアへ切り替え、赤みと色調の改善を図りました。
この患者様は20代の女性で、鼠径部(そけい部)から脂肪吸引を受けられた後、術後の傷跡と皮膚のかぶれを主訴に来院された症例です。手術から約2か月の時点で、創部はまだ赤みと炎症が残る状態でした。術後は他院で「毎日テープを貼るように」と指導を受けていたとのことですが、鼠径部は体の構造上、湿度が高く摩擦が強い部位であり、密閉環境が続くことでテープによる接触皮膚炎(かぶれ)を起こしやすい部位です。実際に本症例でも、長期間のテープ貼付によって皮膚のバリア機能が低下し、炎症性の赤みと刺激による二次的な色素沈着が生じていました。術後のケアでは「テープを貼る=良いこと」という認識が一般的に広がっていますが、湿潤環境下での長期貼付は逆効果となるケースも少なくありません。特に鼠径部のような可動部・高湿度部では、むしろ通気性を確保し、軟膏や保湿剤で皮膚を守ることが重要です。治療としては、炎症の鎮静と早期修復を目的に**ポテンザ(マイクロニードルRF)**を選択しました。ポテンザは真皮層へ直接エネルギーを届けることで、炎症性サイトカインを抑制しながら、コラーゲン再生を促進する作用があります。これにより、赤み・炎症の早期沈静と同時に、瘢痕部の硬さや色調の均一化も期待できます。今後はレーザー治療と自宅での保湿ケアを並行して行い、皮膚バリアの回復を優先する方針としました。脂肪吸引後の創部ケアは部位特性を考慮し、「貼るケア」よりも「守るケア」へ切り替えることが、長期的に美しい仕上がりへつながります。
初診 治療3回目 現在治療中

両側鼠径部脂肪吸引後 肥厚性瘢痕、左手背母斑除去後色素異常を伴う瘢痕

美容外科術後傷跡部位:腕・腋受傷時期:1年状態:赤み
脂肪吸引後に生じた両下肢の肥厚性瘢痕に対し、炎症抑制を目的にロングパルスNd:YAGレーザー、エクラープラスター、ケナコルトを併用。3回で赤みと硬さが大きく改善しました。
この患者様は20歳の女性で、両下肢に脂肪吸引を受けられた後、対称的に赤みと硬さを伴う肥厚性瘢痕が残存していました。受傷(術後)から約8ヶ月の状態で来院され、まだ炎症が持続している時期でした。瘢痕は軽度に隆起し、周囲皮膚との色調差が明瞭で、見た目にも目立つ状態でした。脂肪吸引後の瘢痕は、吸引管の出入口に生じる線状瘢痕が多く、張力や摩擦の影響で炎症が長引くことがあります。特に若年女性では、創傷治癒反応が活発なため、瘢痕の肥厚や赤みが強く出やすい傾向があります。本症例では、まず炎症の沈静化を最優先に、ロングパルスNd:YAGレーザー治療を開始しました。このレーザーは真皮深層の拡張血管を選択的に照射し、瘢痕内部の血流を抑制することで炎症性の赤みと隆起を軽減します。あわせて、ステロイドのテープ(エクラープラスター)およびケナコルト注射を併用し、炎症反応と線維化をさらに抑える治療を行いました。これらの併用により、治療開始から3回の施術で赤みと硬さが著明に改善し、患者様ご本人も「ほとんど気にならなくなった」と話されています。その後は経過観察のみで終了となりました。脂肪吸引後の瘢痕は部位によっては長期化することもありますが、早期に適切な炎症抑制とレーザー治療を行うことで、短期間で自然な皮膚質感に戻すことが可能です。
初診 治療4回目 現在治療中

両頬母斑除去後肥厚性瘢痕

美容外科術後傷跡部位:顔受傷時期:6カ月以内状態:黒み
電気メスによるほくろ除去後に残った赤みと陥凹に対し、外用で経過観察後、ポテンザを4回施行。炎症を抑えつつ真皮再生を促し、赤みと凹みの改善が得られました。
この患者様は30代の男性で、両頬に存在したほくろを他院にて電気メスで切除された後、赤みと凹みが残った状態で来院されました。電気メスによる除去は止血性に優れる一方で、熱による組織損傷が大きく、術後に炎症や色素沈着、陥凹瘢痕を残すことが少なくありません。本症例では、除去部位が黒く変色していたため、初期は外用治療(エンビロンによるスキンリモデリング)で皮膚の再生を促しつつ経過観察を行いました。3ヶ月後、赤みと軽度の陥凹が持続していたため、創部の慢性炎症と真皮の線維化が進んでいると判断し、ポテンザ(マイクロニードルRF)による治療を開始しました。ポテンザは真皮層に微細な針を刺入し、高周波エネルギーを照射することで炎症を鎮静化しながらコラーゲン再生を誘導する治療法です。特に赤みが残る瘢痕では、過剰な血流や毛細血管拡張を抑えることで、治癒を正常な方向に導く効果が期待できます。また、陥凹に対しても真皮の再構築が進むことで、肌表面の滑らかさが徐々に回復します。本症例では、1ヶ月間隔で4回のポテンザ治療を行い、赤みの軽減と凹みの改善が得られました。患者様からも「見た目が落ち着き、気にならなくなった」との声をいただいています。電気メスによる瘢痕は時間が経過しても赤みや硬さが残る場合がありますが、ポテンザを用いた早期の炎症コントロールと再生誘導が有効な選択肢となります。