いつもお世話になっております。きずときずあとのクリニック豊洲院の院長、そして日本自傷リストカット支援協会の代表理事を務めております、村松英之です。
この度、自身初となる書籍を出版させていただくことになりました。
もしご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお読みいただければ幸いです。
タイトルは
『自分を傷つけることで生きてきた』
〜自傷から回復するための心と身体の処方箋〜
2024年10月2日、KADOKAWAから発売予定です。
私は形成外科医師として20年以上にわたり傷跡治療に携わり、特にリストカットの傷跡に悩む多くの患者さんと向き合ってきました。
当初は、
「なぜこんなに痛いことを自らに行うのか?」
という疑問を抱いていましたが、多くの方々との出会いを通じて、これが
「無知からくる偏見」
であったことに気づきました。
皆さんはご存知でしょうか?
現在、思春期の1〜2割の子どもたちが自傷行為を経験していることがわかっています。成育医療センターの調査では、小学校高学年の17%が自傷行為を経験しているとの結果が出ています。
この本では、自傷行為の背景にある理由や、その意味についても深く掘り下げています。
本書は、多くの方々の体験談を集め、なぜ彼らが自傷行為に至ったのか、どのようにその行為と向き合い、そして回復していったのかを描いています。
また、国立精神神経医療センターの松本俊彦先生からのコメントも収録しており、より多面的な視点からこの問題を考察しています。
今回の出版を通して、私は次のことを目指しています。
今自傷に悩む方、そのご家族や支援者が少しでも救われること 自傷行為に対する偏見がなくなり、この社会がもう少し優しくなること
是非、お手に取っていただけましたら幸いです。発売日は10/2です。Amazonにてご予約いただけますhttps://www.amazon.co.jp/dp/4046071796?tag=kadoofce-22