フィブラストスプレーの特徴 | きずときずあとのクリニック 豊洲院 | 東京都江東区の形成外科・美容外科

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フィブラストスプレーの特徴

2018.10.21

本日はフィブラストスプレーについてお話ししたいと思います。

 

以前もここでお話ししています。

日本一になりました

 

当院では本当にたくさんフィブラストスプレーを使います。

 

火傷したり、顔に怪我をした場合って、何を心配しますか?

 

 

傷が治るかな?

 

化膿しないかな?

 

でも一番心配なのは、

「将来どんな傷跡になるんだろう」

っていうことですよね

 

それを心配して、遠くからでも当院に来られる人はたくさんいらっしゃいます

 

その心配を解決してくれるのが、このフィブラストスプレーなのです。

 

それでは説明させていただきますね。

 

 

このフィブラストスプレーは2つの大きな特徴があります。

 

 

まず一つ目ですが、

 

やけどや怪我の傷を早く治してくれます」

 

火傷などは使った場合と使わなかった場合では、通常の水ぶくれができたやけどでは1週間以上の差が出ます

特に早期から使用することで大きな効果が出ます

 

 

やけどの治療のガイドラインでは(ガイドラインとは治療を行うための指針ですね)、

フィブラストスプレーは早期から使用することが強く推奨されています

 

http://fiblast.jp/pdf/FGF129.pdf

 

ちなみに褥瘡のガイドラインでも使用が推奨されています

 

 

 

そしてもう一つの特徴ですが、こちらを当院では強く重視しています

 

それは、

「治った後の傷跡が改善します」

 

例えば、2週間かかって治るような傷跡があるとします。

フィブラストスプレーを使って2週間で治った傷と、

何も使わないで2週間で治った傷。

 

どっちの方が良い傷跡かというと、

フィブラストスプレーを使った傷の方が良好な傷跡になります

 

良好な傷跡というのはどういう傷跡かというのも難しいのですが、

 

具体的には、盛り上がった傷跡になりにくいということです

 

 

 

結論です

 

フィブラストスプレーを使うと、治りも早いし、使わないよりも非常に傷跡が改善するということです

どうしてこの薬剤をみんな使わないのかが自分としては不思議で仕方ないです

 

ただ傷が治ればいいという考えであれば使う必要はないかもしれません

 

ただ、痛みの時間は少ない方がいいし、その後の傷跡もできるだけ綺麗な方がよい

 

そう考えれば使わない手はないと思います

 

 

不幸にもやけどや怪我をしてしまった方が、この薬で少しでも救われることを願っています

 

当院は完全予約制ですが、

怪我ややけどなどの緊急の患者さんの診察は可能です

その際は必ずお電話でご連絡ください

 

なお、混雑状況によってはお待たせする場合もございます

ご了承いただければ幸いです

 

 

 

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記事執筆者

院長村松英之
きずときずあとのクリニック豊洲院院長 村松英之

資格

日本形成外科学会専門医
日本熱傷学会専門医
日本創傷外科学会専門医
皮膚腫瘍外科分野指導医
小児形成外科分野指導医