傷跡のケア バイオイル編 | きずときずあとのクリニック 豊洲院 | 東京都江東区の形成外科・美容外科

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傷跡のケア バイオイル編

2018.09.11

おはようございます。

 

9月に入っても暑い日が続きますね

 

みなさま、体調を崩しませんように・・・

 

 

 

 

さて、前回の続きです

 

傷跡のケアって何が必要?2

 

 

この間バイオイルについて説明させていただきました。

 

「このバイオイルを、朝起きた時と、夜風呂上がりにでも1日2回塗ってください

そして外に出るときは日焼け止めを塗ってください」

 

この言葉を1000回以上話しているということもお話ししました

 

まあそれだけ効果があるんです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

以前、自分が前橋赤十字病院に勤務していた時に、やけどの患者さんにバイオイルの臨床試験をさせていただいたことがあります

 

まったく合併症はなく、

 

また、これまでのやけどの跡の治療よりも、あきらかに結果はよくなっていました

 

その試験結果は美容外科学会などでも報告させていただきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、どうしてこんなに効果があるのか?

 

ホームページに成分が載っております

 

https://www.kobayashi.co.jp/seihin/bioil/index.html

 

 

成分としては、

 

ミネラルオイル、トリイソノナノイン、エチルヘキサン酸セテアリル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸レチノール、酢酸トコフェロール、ラベンダー油、ローズマリー葉油、ローマカミツレ花油、ビサボロール、トウキンセンカ花エキス、ダイズ油、ヒマワリ種子油、BHT、香料、赤225

 

となっております。

 

その中で自分が注目するのは、パルミチン酸レチノールです

 

これは何かというと、ビタミンAの一種なんです

 

 

 

ビタミンAが傷跡にも効果があるというのは、以前より知られています

 

このビタミンAって、濃すぎるとレチノイド反応という、赤みやかゆみなどが出てしまいます。

 

ただバイオイルには適度な濃度で入っているので、傷跡に毎日塗っていっても大きな問題とならないのだと思います

 

そして何と言っても、化粧品などに比べても安価です

 

小さな傷跡なら数百円で、ずーっと塗り続けられます

 

 

是非、怪我や火傷で傷跡ができてしまった方

 

バイオイルをお試しあれ^ー^¥

 

 

 

 

 

 

記事執筆者

院長村松英之
きずときずあとのクリニック豊洲院院長 村松英之

資格

日本形成外科学会専門医
日本熱傷学会専門医
日本創傷外科学会専門医
皮膚腫瘍外科分野指導医
小児形成外科分野指導医