傷跡治療の4つのアプローチ | きずときずあとのクリニック 豊洲院 | 東京都江東区の形成外科・美容外科

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傷跡治療の4つのアプローチ

2022.03.01

きずときずあとのクリニック豊洲院では、4つの治療法にて多様なリストカット跡の傷跡に対してアプローチしています。

4つの治療法

  • レーザー治療
  • 切除術
  • 削皮術
  • 戻し植皮®︎

今回は簡単ではありますが、4つの治療法を解説していきます。

4つの治療法の内容が気になった場合は、
クリニックのサイトに詳細な治療内容を解説しているページもあります。
また、きずときずあとのクリニックチャンネルにて動画で院長が解説している動画もあります。
合わせて観てもらう事で、きずときずあとのクリニック豊洲院での治療内容をより知る事が出来ます。

レーザー治療について

きずときずあとのクリニックでは、フラクショナルレーザーを使って傷跡の治療を行なっています。
フラクショナルレーザーの特徴としては、皮膚の表面に多数の細かい穴を開けるレーザーです。
繰り返し照射することで徐々に傷跡の凸凹をぼやかし、見た目を改善させることが可能です。

レーザー治療の目的は、凸凹の傷跡を平らにして目立たなくさせる、隠しやすくするということです。

メリットは、安価で大きなリスクはなく、日常生活に影響も少ないです。

デメリットは、太い瘢痕には効果が少ないこと、傷跡は結局消えないこと、治療が長期間になる、一次的な色素沈着が起こることです

フラクショナルレーザーをおすすめする方は、半袖も着ることが出来ているが、今より少しでも傷跡を目立たなくさせたい方や、全く自傷瘢痕の治療をうけたことがない方などです。

切除手術について

切除手術の特徴は、リストカット跡の傷跡を直線やジグザグの瘢痕へと変えます。

切除手術の目的は、手術瘢痕のような印象の傷跡にすることです。また太い傷跡を細く平らにすることです。

メリットは、1回の手術で傷跡の印象を変えることができます。

デメリットは、ケロイドや肥厚性瘢痕のリスクがある、スプリント固定の必要、切除範囲に制限がある

切除手術をおすすめする方は、1回で切除可能な面積の小さい瘢痕の方根性焼きには切除術がおすすめです。

削皮手術について

削皮手術の特徴は、リストカット跡の傷跡を炭酸ガスレーザーを用いて削っていきます。

削皮手術の目的は、やけど跡のような印象の傷跡にすることです。

メリットは、簡単な治療であり、スプリント固定の必要がないことです。

デメリットは、ケロイドや肥厚性瘢痕、色素沈着のリスクがある、術後1ヶ月程度の処置が必要、太い瘢痕には効果が少ないことです。

削皮手術をおすすめする方は、リストカット跡の傷跡が小範囲から中範囲の細い瘢痕の方ギブスがつけられない方などです。

戻し植皮®︎手術について

戻し植皮®︎手術の目的は、軽いやけど跡のような印象の傷跡にすることです。

メリットは、他から皮膚を持ってくる必要がない、同じ部分の皮膚を使用するので色のギャップが少ない、太い瘢痕や広範囲の瘢痕でも適応できる、凸凹がほぼなくなります、横方向の瘢痕がなくなります。ケロイドや肥厚性瘢痕の可能性は少ないです。

デメリットは、術後のスプリント固定が必要、頻回の外来通院が必要、1年程度のスキンケアが必要となります。

戻し植皮®︎手術をおすすめする方は、全ての瘢痕に適応可能です。これまで他の治療を行なってきたが効果がなかった、子供がいてすぐに傷跡の印象を変えたい方におすすめです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

実際に受診する前や治療をする前に、きずときずあとのクリニックの治療方法を知っていただき自身の傷跡にどれだけ有効なのかを知っていただければ幸いです。

記事執筆者

院長村松英之
きずときずあとのクリニック豊洲院院長 村松英之

資格

日本形成外科学会専門医
日本熱傷学会専門医
日本創傷外科学会専門医
皮膚腫瘍外科分野指導医
小児形成外科分野指導医