
きずときずあとのクリニック銀座院 院長の村松です。
粉瘤(アテローム)の治療で来院される患者さんから、よく聞かれる言葉があります。「できる人は体質だから仕方ないですよね…」。
確かに体質や遺伝的要因も関係しますが、実は粉瘤の発生には「生活習慣」が非常に大きく影響していることをご存知でしょうか?
今日は、「粉瘤ができやすい体質だ」と諦めている方のために、粉瘤ができる仕組みと、粉瘤を繰り返さないために今すぐ見直すべき6つの生活習慣を解説します。
まず、粉瘤とは何でしょうか?
粉瘤は、皮膚の表面にあるはずの細胞(表皮細胞)が皮膚の奥に潜り込み、そこで袋状の構造物を作ってしまう病気です。この袋の中に、本来剥がれ落ちるはずの皮脂や角質がどんどん溜まってしこりになります。
簡単に言えば、粉瘤は「毛穴の詰まりや皮膚への刺激が原因で、皮膚の中にできた老廃物のゴミ袋」のようなものです。
だからこそ、皮膚に摩擦や炎症といった「刺激」が加わると、毛穴が塞がれたり、皮膚の構造が乱れたりして、粉瘤ができやすくなります。

粉瘤ができやすい体質の方も、これらの習慣を見直すだけで、発生リスクを大幅に減らせます。
手術で粉瘤を取り除いたとしても、日々の習慣が変わらなければ、別の場所に再発してしまう可能性は高まります。
大切なのは、「手術」だけではなく、「予防」と「習慣の改善」をセットで考えることです。
「粉瘤体質」だと諦めず、今日からできることから見直してみましょう。
今日は、粉瘤ができる仕組みと、予防のために見直すべき6つの習慣についてお話ししました。
「粉瘤かな?」と思うしこりを見つけた際は、自己判断で潰したりせず、まずは専門のクリニックにご相談ください。
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粉瘤は生活習慣で防げる!? 繰り返さないために“今すぐやめるべき習慣”6選