今日は傷跡の種類について書きたいと思います。
ちなみに昨日から福岡へ形成外科学会総会に出席しています。
クリックすると別のサイトに飛びます
様々な講演や発表を聞いてきておりますが、特に傷跡に効果があるという治療法について、たくさんの勉強をしてきました。
また傷跡で悩んでいる皆さまの助けになれるように、本日もさらに頑張って勉強したいと思います。
さて傷跡ですが、大きく分けて4つの種類があります。
です
一つずつ説明していきます
1、成熟瘢痕
きずが治ってからかなりの時間が経っていて白くなっており、痛みもかゆみもほとんどない傷跡のことです。
何も治療しなければ大きな変化はありません。
一般的な傷跡と呼ばれるものですね、
子供のころの怪我のあと、ニキビ跡やリストカットのあとなどもそうですね。
2、肥厚性瘢痕
盛り上がったまま小さくならない傷跡のことです
治るのに時間がかかった場合や関節部でなりやすいものです
3、ケロイド
傷跡が赤く盛り上がっており痛みや痒みを伴う傷跡です
胸、肩、二の腕、下腹部にできやすく、
できやすい体質もあります
さきほどの肥厚性瘢痕との違いは、このケロイドというものは、何も治療しなければ少しずつ大きくなっていきます
4、瘢痕拘縮
簡単にいうと傷のひきつれです。
手や肘、膝の関節部分や、まぶたや、唇などの動く場所での傷跡で、
動かすときにひきつって動かしにくかったり、痛みを伴ったりすることがある傷跡です
治療には手術が必要なことが多いです
このように傷跡は大きく分けて4つにわかれます
まずお悩みの傷跡はこの4つの中からどのタイプになるのか、
そこを診断することが最も大事です