今日は、怪我をした時に何科にかかるかをお話ししたいと思います。
ただ、怪我といっても色々なものがありますよね。
顔の怪我、指の怪我、やけど、そして骨折なども怪我の一つです。
今日お話しするのにわかりやすいように
顔の怪我か、手足の怪我か、やけどか
でお話しします。
まず顔の怪我は、形成外科に行くのが一番です。
ただ、問題として形成外科医師は非常に少ないです。
夜間などの救急外来などでは、形成外科医師が常にいるなんて事はほとんどありません。
その場合は救急の先生に診てもらうことになります。
「救急の先生で大丈夫?」
そんな心配もよく聞かれます。
でも最近の救急の若い先生は丁寧に処置してくださる先生が増えました。
形成外科がいない地域だと、耳鼻科や整形外科が顔の怪我を診るところもありますね。
さて手足の怪我ですが、基本は整形外科です。
地域や病院によっては形成外科が治療にあたることもあります。
自分も手の怪我などを毎日のように診ていた時もありましたので、今もクリニックに手足の怪我が来ても心配は全くありません。
最後にやけどです。
これは形成外科が良いと思います。
自分が形成外科だからということもありますし、もちろん皮膚科の先生でもやけどを見られる先生は沢山います。
でも、基本的には形成外科をお勧めします。
たとえば、日本熱傷学会という学会があります。
熱傷専門医という資格がありますが、ほとんどが、形成外科医師か救急科医師です。
実は皮膚科の先生はほとんどいないのは驚きです。
もしそこでヤケドの治療に不安があったら、形成外科医師にかかる事をオススメします。
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